転居で人生の明暗が分かれたアイドル|松田聖子と岡田有希子【盤珪流奇門遁甲】

実例

松田聖子と岡田有希子(敬称略)は、芸能プロダクションのサンミュージックに所属、高校在学時に上京し社長宅に下宿しました。
二人はその後、日本のアイドル界で対照的な運命をたどりました。

松田聖子はアイドルとして成功を収め、長寿キャリアを築りました。

一方、岡田有希子は1980年代後半に「ポスト松田聖子」として期待され、数々のヒット曲を生み出しましたが、わずか2年の芸能活動の後、1986年に自宅マンションの屋上から飛び降りて自殺し、享年20歳で亡くなりました。

なぜ、二人はこのように人生の明暗を分けたのでしょうか。
それを方位の影響の観点から解説します。

方位について

転居、旅行、散歩などの移動行為は、方位と関りが生じます。
なぜなら、動くことで出発点から目的地までの方向が自動的に決まるからです。

そこで、はじめに
方位に関して基本的なこと(素朴な疑問)を解説します。

方位の影響はあるのか?

事件や事故を考察すると、次の点を明らかに指摘することができます。

  • 加害者または被害者の少なくとも一方は、必ず居宅から動いている。
  • 動くときの方が、動かないときよりも事件や事故に遭う確率が高い。
  • 動くときの方が、動かない時より衝撃(影響)が大きい。
    例えば
    自動車事故を考えた場合、止まっている車に追突するよりも正面衝突するときの方がはるかに衝撃が大きい。

これらの事実から、方位の影響はないと否定することはできません。

易経の『吉凶動より生じる』も、この視点を裏付けるひとつの根拠と言えるでしょう。

方位術は数多くの流派がある

古代中国発祥の奇門遁甲という方位の吉凶を判断する占術は、兵術として古来から為政者やその軍師によって戦争に活用されてきました。

その結果、敵方と同じ方位術を使うことができないため、数多くの流派が生まれました。
占術者の中には「一人一派」と評する人もいます。

方位術は極秘

戦争の勝敗を決める力があるとされた方位術は、古代の国家機密事項です。
現代であれば、核爆弾や超音速ミサイルの技術情報のようなものでしょう。

ちなみに真伝を授かった者は厳秘を守り、一子相伝や口伝で後世に伝えたと言われております。
現代では、既に失伝しているとも言われていますが、仮に真の方位術を知る人がいたとしても、それが誰だか分からないし、分かったとしても教えてもらうことはないでしょう。

真の吉方位とは

方位術は、もともと集団兵法であり、真の吉方位とは軍隊が進軍して戦争に勝つ方位を指します。

現代の方位術は、この集団兵法を個人に利用したものです。
真の吉方位に移動することで、財産が増えたり、有力者の支援を受けたり、良い結婚相手に巡り合ったりする吉事を招くことができますが、真の吉方位でなければ、吉事は期待できません。

一般に言われている吉方位は真の吉方位とは限らない

方位術には数多くの占術とその流派があり、一般に言われている吉方位とは、正確に言えば、「〇〇方位術の〇〇流派の吉方位」になります。

困ったことに、各流派によって、吉方位・凶方位の判断が異なり、ある流派の吉方位が別の流派で凶方位になることも珍しくありません。

吉方位が真か偽か、答えはひとつです。
各流派で吉方位判断が異なるということは、一般に言われている吉方位が真の吉方位とは限らないことを示しています。

真の吉方位に出会うには

『秘伝や真伝』という宣伝文句を目にすることがありますが、これは必ずしも「真の吉方位を判断できる」根拠になるわけではありません。
なぜなら、流派によって、吉凶の判断結果が異なるからです。

真の吉方位に出逢うためには、正確な吉凶判断を行う流派を選ぶことが重要です。
流派を選ぶ際、過去の転居や旅行の経験実例を正しく吉凶判断されるか確認することが必須です。
このステップを踏むことで、真の吉方位に出会う可能性は高まります。

転居の吉凶判断に用いる方位術について

盤珪流奇門遁甲について

今回、転居の吉凶判断に用いる盤珪流ばんけいりゅう奇門遁甲について、簡潔に説明します。

盤珪流ばんけいりゅう奇門遁甲は、数多くの流派のやり方を参考に、40年の実践研究と実例検証に基づき、独自に体系化した易系奇門遁甲です。

最大の特徴は、易の六十四卦を無筮立卦むぜいりっか(道具を使わずに易卦をだす手法)で3通り出して、それらを総合的に判断することです。
なお、同じような手法を用いる占術家は、過去1人いました。

六十四卦(易卦)は、Excelにより自動計算で出します。
そして次に、吉凶が一目で判別できるようにその易卦を次の記号に変換しています。

◎大吉、□吉(凶少ない)、〇吉、△普通(他の卦に左右される)、▽普通(凶多い)
×凶、●大凶、■大凶(死多い)

判断結果

二人の上京の年月データはウィキペディアより入手しています。
松田聖子 – Wikipedia
岡田有希子 – Wikipedia

転居
転居者転居月方位易卦の象意解説
松田聖子1979年7月良き支援者が現れ苦境から脱して飛躍する
岡田有希子1983年8月×対人関係に難、遊興や転落の含みあり
※松田聖子の場合は、1985年の結婚で転居しているはずですから、それまでの出来事が方位の影響になります。

松田聖子は、天と地の易卦はともに吉卦の大吉方位で上京

岡田有希子は、天と地の易卦はともに凶卦の凶方位で上京

仮定の話になりますが
もし岡田有希子が翌月の1983年9月節に上京していたら
易卦は「×と△」なので、あのような悲劇が起きなかったと考えます。

親友が大ファンだったので、当時のことを鮮明に覚えていますが、本当に残念な出来事でした。

転居の方位の影響について

転居は、旅行と比べて運動量(=距離×時間)が大きいため、方位の影響を強く受けることになります。

転居の場合、吉方位と凶方位でどのような影響があるのか
過去の実例をもとに列挙すると次の通りとなります。

最後に

転居は人生に大きな影響を与えます。

ウィキペディアによって
不慮の事故に遭った有名人や大ブレイクした有名人を調べれば、その前に転居をしていたことが確認できます。
具体的には、向田邦子、郷ひろみ、吉岡里帆さんなどが該当します。

繰り返しお伝えしますが

転居を検討する際には、吉凶を正しく判断できる占術者を選ぶことが重要です。

過去の転居や旅行の経験実例を占術者が正しく判断できるか事前に確認することをお勧めします。

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