盤珪流奇門遁甲とは|実例検証から体系化した独自の方位術

公開日:2022年5月28日 最終更新日:2026年10月1日

盤珪流奇門遁甲ばんけいりゅうきもんとんこうは、私が40年以上にわたって方位術を研究する中で、九星気学、奇門遁甲、金函玉鏡など、種類や流派によって判定方法が異なるさまざまな方位術を実際の事例と照合しながら検討し、現在の形に体系化してきた独自の方位術です。
盤珪流について知っていただくうえで、最も重要なのは、
「どのような理論なのか」だけではなく、「どのような検証を経て現在の判定体系が構築されたのか」
という点だと考えています。
そこで、このページでは、

✅ 他の方位術との比較検証
✅ Excelによる判定方法のプログラム化
✅ 吉事・凶事の検証
✅ 六十四卦の扱い
✅ 実例との照合
✅ 判定方法を検討・修正してきた過程
✅ 900件を超える検証事例


について説明します。

盤珪流は「最初から完成していた方法」ではありません

現在の盤珪流奇門遁甲が、最初から完成した理論として存在していたわけではありません。

九星気学、奇門遁甲、金函玉鏡など、さまざまな方位術やその判定方法を研究し、

「実際の出来事を検討すると、どのような判定方法が現実と整合するのか」

という視点から検討を続けてきました。

重要なのは、最初から自分の考えに合う事例だけを集めることではありません。

異なる判定方法を同じ事例に適用し、その結果を比較することです。

そのため私は、できるだけ判定を機械的に行える環境を作ることから始めました。

各種方位術をExcelに実装して比較

研究を進めるうえで、私は各種方位術の判定方法をExcelに落とし込みました。

日時や方位などの条件を入力すると、各方法による吉凶判定を自動的に出力できる仕組みです。

これによって、

「同じ事例に対して、異なる方位術がどのような判定をするのか」

を比較できるようにしました。

さらに、同じ方位術でも判定方法に複数の考え方がある場合には、それらについても比較できるようにしました。

これは、記憶や感覚だけで判定するのではなく、

同じ条件を入力し、同じルールで結果を比較する

ための仕組みです。

吉5件・凶5件の10事例による初期比較

研究の初期段階では、すでに結果が明らかになっている事例を使って、さまざまな判定方法を比較しました。

対象としたのは、

吉事5件・凶事5件の計10件

です。

これらを同じ条件で計算し、

10件すべてについて、事前に設定した吉凶区分と実際の結果が一致する方法

を比較しました。

この初期比較を通じて、現在の盤珪流につながる判定方法が候補として絞り込まれていきました。

ただし、ここは重要な点です。

10件で的中率100%だったから、盤珪流が100%正しいという意味ではありません。

10件という事例数は、あくまで研究初期に複数の判定方法を比較するために用いたものです。

したがって、この10件をもって一般的な方位術の優劣を確定したり、盤珪流の普遍的な正しさを証明したりするものではありません。

その後も、より多くの事例を使った検証を継続してきました。

900件を超える実例との照合

10件の比較で研究を終えたわけではありません。

その後、過去の事故・災害・転居・仕事・不動産などの事例や、自分自身の実践事例などについて、方位・日時などの条件を整理し、同じ判定方法を適用して実際の出来事と照合してきました。

現在までに蓄積した検証事例は、900件を超えています。

ただし、900件という数字そのものを「正しさの証明」とは考えていません。

重要なのは、

  • どのような事例なのか
  • 情報源は何か
  • どの程度の情報が確認できるのか
  • 判定条件は何か
  • 判定を事前に固定できていたのか
  • 実際にどのような結果が生じたのか
  • 判定と結果が一致しない場合、どのような理由が考えられるのか

という点です。

現在、これまで蓄積してきた900件超のデータについても、情報の確度(信頼度)や事例の性質などを含めて整理・再検討を進めています。

「先に判定し、後から結果と照合する」ことを重視

事例検証で特に注意が必要なのが、

「結果を知ってから、都合のよい解釈を選んでしまうこと」

です。

たとえば、事故の結果を知った後に盤を見れば、

「この部分が事故を示していた」

と解釈できるように感じる場合があります。

しかし、それでは後知恵による解釈を完全には排除できません。

そこで私は、

可能な限り、先に条件を設定して判定し、その後に実際の結果と照合する

ことを重視してきました。

Excelによる自動計算も、そのための仕組みの一つです。

判定と現実が一致しないときにどうするか

実例を増やしていくと、

「機械的に算出した判定」と「実際に確認された出来事」が一致しないように見える事例

も出てきます。

そこで、

「なぜ、この事例では一致しなかったのか?」

を検討してきました。

ただし、ここで注意しなければならないのは、

結果に合わせて後から都合のよい理屈を作ってはいけない

ということです。

そこで私は、単純に「外れ」として終わらせるのでも、結果に合わせて説明を作るのでもなく、まず、その事例に通常とは異なる特殊な要因が存在していなかったかを調べます。

特殊な要因が確認できた場合には、その要因が結果にどのように関係した可能性があるのかを、常識的な因果関係や既存の理論・象意などと照らし合わせて考察します。

たとえば、凶方位ではないと判定された方位への飛行中に、飛行機事故が発生した事例があります。

この事例では、乗客の3分の2以上が、凶方位への旅行から帰路についていた団体旅行客でした。

そこで、この団体旅行客が持ち帰った「凶作用」が、同じ飛行機に搭乗していた他の乗客にも影響した可能性について検討しました。

ただし、このような解釈についても、一つの事例だけで正しいと判断するのではなく、他の事例にも同じ考え方が適用できるのかを確認する必要があります。

こうした点を一つひとつ検討しながら、現在も研究を続けています。

六十四卦を用いた事象の検討

盤珪流では、吉凶だけを二択で判断するのではなく、六十四卦の卦意を使って、実際にどのような現象が現れるのかを検討します。

たとえば、六十四卦の一つに地山謙があります。

一般的な卦義だけを見ると、必ずしも事故や災害だけを意味する卦ではありません。

ところが、私が検証してきた事例の中には、登山中の滑落事故で死亡したケースに地山謙が現れたものがあります。

そこで、卦の構造にも注目しました。

地山謙は、

上が地、下が山

という構造です。

こうした卦の構造と実際の事象との対応についても検討することで、単に「吉」「凶」の二択で判断するだけでは捉えにくい現象を分析してきました。

もちろん、こうした一つの事例だけで「地山謙は滑落事故を意味する」と一般化することはできません。

重要なのは、

同じ解釈が、別の事例でも一貫して成立するのか

という点です。

盤珪流では、このように六十四卦の構造や象意を、実際の事例との照合を通じて検討してきました。

なお、六十四卦をどのように具体的な吉凶判定へ結びつけるのか、その詳細な手順については、本ページでは概要の説明にとどめます。

【易卦に関する参考記事】
👉【初心者向け】易占い入門ガイド:易経・六十四卦の基本から実践的な使い方・解釈まで

吉凶だけではなく「いつ起きたか」と「具体的に何が起きたか」を見る

実際の出来事が、方位の影響によって生じたものなのかを検討するには、単に「吉」か「凶」かを見るだけでは十分ではありません。

盤珪流では、

「いつ起きたのか」

そして、

「具体的に何が起きたのか」

という2つの点を確認して、方位の影響について検証しています。

「いつ起きたか」

出発時の「干支九星」や、出発時の移動方位に回座していた「九星など」が、出来事が発生した時点の干支九星に含まれているかどうかを確認します。

これらが一致するかどうかを、方位の影響を判断する一つの目安としています。

「具体的に何が起きたか」

現実の出来事は、単純な二択で整理できない場合があります。

たとえば事故なら、

  • 事故が発生した
  • 建物や車両が損壊した
  • 負傷した
  • 生還した
  • 救助された

など、複数の現象が同時に起こることがあります。

そのため、

「良いことが起きた=吉」

「悪いことが起きた=凶」

という単純な分類だけでは、現実の出来事を十分に捉えられない場合があります。

盤珪流では、こうした具体的な事象一つひとつについて、六十四卦や、出発時の移動方位に回座していた「九星など」の象意によって説明できるかを確認しています。

吉と凶を別々の側面から検討する

一つの出来事の中に、吉と凶の両方の側面が存在することもあります。

たとえば事故では、

事故そのものは凶

であっても、

そこから生還したことは吉

と考えることができます。

このように、盤珪流では「一つの出来事=一つの結果」と単純化せず、吉と凶をそれぞれの側面から検討する考え方を重視しています。

盤珪流の「動」と「静」という視点

盤珪流では、方位を考える際に、

「動」と「静」

という視点も重視しています。

移動することそのものを「動」。

その後、その場所に短期間滞在したり、長期間滞在して生活したりすることを「静」と捉えます。

盤珪流では、吉の作用は、移動という「動」と、その後の滞在という「静」が重なることで現れると考えています。そのため、吉方位へ移動したからといって、すぐに吉事が現れるとは限らず、吉事が生じるまでには相応の時間を要する場合があります。

一方、凶の作用は、移動という「動」によって現れる場合があり、移動中に凶事が起こることもあります。

このような「動」と「静」による作用の違いについても、実例との照合を通じて検討してきました。

方位そのものを重視する

盤珪流では、

「その方位そのものが、どのような吉凶を持つのか」

という視点を重視しています。

そのため、基本的な吉凶判定を、生年月日から求めた個人の本命星との相性だけで決める方法とは異なります。

これは、

「誰が行っても必ず同じ出来事が起こる」

という意味ではありません。

同じ方位へ移動しても、命運、運勢、仕事、年齢、家庭環境、社会的立場などが異なれば、現れる出来事も異なります。

ここでは、

方位そのものの吉凶

と、

その人に現れる具体的な出来事

を分けて考えています。

盤珪流の検証データについて

現在、検証してきた実例は900件を超えています。

ただし、

「900件あるから正しい」

とは考えていません。

重要なのは件数だけではなく、

  • どのような事例なのか
  • 情報源は何か
  • どの条件で判定したのか
  • 判定は事前に固定されていたのか
  • どのような結果が現れたのか
  • 同じ判定方法が他の事例にも適用できるのか

という点です。

また、私のデータベースには事故などの凶事例も含まれているため、そこにおける吉凶の割合を、そのまま一般の人の移動全体の割合として捉えることはできません。

900件という数字は、盤珪流の正しさを自動的に証明するものではありません。長期間にわたって実例を検証し、吉凶判定と実際の結果が一致した事例を900件以上積み重ねてきたことを示すものです。

鑑定前の無料相談で過去の引っ越しを検証できます

無料相談では、お客様の過去の引っ越しについて、必要な情報(引っ越し日、どこからどこへの引っ越しか、移動方位、引っ越し後の外泊状況など)が分かれば、実際に起きた出来事を確認する前に、盤珪流による吉凶判定を行うことができます。

これは、

結果を知った後に判定する

のではなく、

結果を知らない段階で判定し、その後に実際の出来事と照合する

という方法です。

こうすることで、判定結果と実際に起きた出来事が一致しているかを、お客様ご自身で確認していただくことができます。

盤珪流を信頼できるかどうかを判断する際の、ひとつの材料としてご活用ください。

盤珪流と他の方位術

方位術には、

  • 奇門遁甲
  • 九星気学
  • 金函玉鏡
  • その他の方位術

など、さまざまな方法があります。

また、同じ名称の方位術であっても、流派や研究者によって判定方法が異なる場合があります。

盤珪流では、単に「別の流派だから違う」と説明するのではなく、研究過程で各種の判定方法を比較してきました。

たとえば、

  • 本命星と廻座九星の五行関係による判定
  • 奇門遁甲の構成要素を点数化する方法
  • 奇門遁甲の格局による判定

などについても、実際の事例を使って検討してきました。

その結果、現在の盤珪流につながる判定方法を構築してきました。

ただし、こうした比較は、限られた事例データに基づく私自身の研究です。

そのため、特定の流派や方法を「すべて間違っている」と断定するものではありません。

私が検討しているのは、

「方位の吉凶を判定する方法として、実際の事例をどの程度説明できるのか」

という点です。

盤珪流の現在地

40年以上の研究を通じて、現在の盤珪流の判定体系が形になってきました。

一方で、研究が終了したわけではありません。

900件を超えるデータについても、情報源の信頼度などを考慮しながら、現在もデータの再整備と再検証を進めています。

したがって、

「900件を検証したから、これですべて証明された」

という考え方ではありません。

「900件を超える事例を研究材料とし、その中から信頼度の高い情報源による事例を精査・検証することで、現在の判定体系の精度をさらに確認し、高めていく」

というのが、現在の私の研究姿勢です。

方位鑑定について

盤珪流の考え方を使って、実際の引っ越し・新築・改築などについて相談したい方は、方位鑑定のサービスページをご覧ください。

また、方位鑑定をお申し込みいただく前に、無料相談で、お客様の過去のお引っ越しや着工について盤珪流で判定します。実際に起きた出来事と判定結果を照らし合わせることで、盤珪流の判定がご自身の過去の事例と一致しているかをご確認いただけます。

これは、お客様が盤珪流を信頼できるかどうかを判断するための材料の一つになると考えています。

このページでは、

「盤珪流とは何か」

そして、

「どのような研究過程を経て現在の判定体系ができたのか」

を説明しました。

実際の鑑定で何を確認し、どのような流れで方位と時期を検討するのかについては、方位鑑定ページで詳しく説明しています。

🔍実際の検証事例について

盤珪流に興味を持っていただいた方は、ぜひ研究方法だけでなく、実際の事例と判定結果もご覧ください。

方位鑑定士ばんけい

・現在:「盤珪流奇門遁甲」 主宰
・術歴:「奇門遁甲」・「易」の実践研究歴40年以上
・学歴:慶応義塾大学卒業
・職歴:元銀行員・元日本証券アナリスト協会検定会員

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