「転居(引っ越し)をするなら、運気が良くなる方位を選びたい!」と考える方は少なくありません。
しかし、「吉方位」や「方位術」と聞くと、少し難しそうだと感じることもあるでしょう。
実は、吉方位に転居することは、開運の最も有効な手段です。
ここでは、吉方位転居に関する基本的な疑問から具体的な選び方、吉方位の影響や期間、さらにトラブル時の対処法まで、Q&A形式で、分かりやすくで解説しています。
「転居で開運を図りたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください!
吉方位の基礎知識
吉方位とは何ですか?
吉方位とは、自分の運気を高めたり、目標を達成したりするのに良いとされる方角のことです。
吉方位の概念は「方位術」という占いの一種に基づいています。
もともとは戦国時代などで、軍師が戦争に勝つために「時間」と「方角」を組み合わせて作戦を練る際に使われていました。
現代では、方位術の考え方が個人の日常生活に応用され、旅行や転居といった移動の際に、吉方位を選ぶことで運気を高めたり、願いを叶えるといった開運効果が期待できることが多くの事例から分かっています。
吉方位に移動すると開運効果が期待できますか?
吉方位には、「占術理論上の吉方位」と「真の吉方位」の2種類があります。それぞれの特徴と注意点について見ていきましょう。
占術理論上の吉方位
これは占術の理論に基づいた吉方位のことで、文字通り「占い上の吉方位」を指します。
ただし、この方位に移動したからといって必ずしも開運効果が期待できるわけではありません。
むしろ、場合によっては逆に凶方位となる可能性もあります。
この点については、過去の事例をさまざまな占術で検証した結果、吉方位や凶方位の判断が占術によって一致しないことからも明らかです。
真の吉方位
一方で、「真の吉方位」は本当に開運効果を期待できる方位のことを指します。
しかし、残念ながら、この「真の吉方位」を正確に判断できる知識や技術(いわゆる真伝)は、すでに失われていると言われています。
真の吉方位を見つけるためには?
それでは、どのようにして「真の吉方位」を見つけることができるのでしょうか?
- 経験や事例を用意する
自分自身の過去の経験や、ウィキペディアなどの信頼できる情報源に記載された事例を集めましょう。 - 占術家に確認する
集めた事例をもとに占術家に相談し、その占術家の理論やアドバイスがどれほど信頼できるかを見極めます。
このようなプロセスを丁寧に行うことで、「真の吉方位」を特定し、移動する可能性を大きく高めることができるでしょう。
転居に吉方位が重要なのはなぜですか?
転居に吉方位が重要なのは、移動する方角がその後の人生や運勢に大きな影響を与える可能性が高いと、多くの事例からわかっているからです。
方位術では、転居先が吉方位の場合、生活が順調に進み、目標を達成しやすくなる一方で、凶方位に転居すると運気が停滞しやすくなり、不慮の事故などトラブルが増えることが実際の事例からも確認されています。
転居先の距離が近い場合でも吉方位は重要ですか?
転居先が近距離であっても、吉方位はとても重要です。
方位の作用は距離に関係なく働くため、たとえ隣の家に転居する場合でも方位の影響を受けます。
また、「距離が近いから方位の作用が弱くなる」ということはありません。近距離の転居でも、注意深く方位を確認してから転居を決めましょう。
海外への転居でも吉方位を考えるべきですか?
はい、海外への転居でも吉方位を考えることは重要です。
転居することで方位の作用を受けるため、これは国内の転居と同じです。
海外であっても、吉方位を選ぶことで運気を整え、新しい環境での生活をより良いものにする助けとなります。
転居の際は、ぜひ吉方位を確認して計画を立ててください。
短期的な転居(例:1年以内)でも吉方位を気にする必要がありますか?
はい、短期間の引越しであっても方位の作用を受けるため、吉方位を選ぶことが望ましいです。
短期の滞在だからといって方位の影響がなくなるわけではありません。
吉方位を選ぶことで、新しい環境での生活がよりスムーズになり、運気を整える助けとなります。
短期間の転居でも、できるだけ吉方位を意識して計画を立てるようにしましょう。
吉方位を調べるにはどの方位術を使えばいいですか?
吉方位を調べる際、どの方位術を利用すればよいのか迷うこともあるでしょう。
以下では、方位術の種類や選び方について分かりやすく解説します。
占術と流派が多いことに注意
方位術は、古くから戦術や戦略に使われてきた歴史があり、多くの占術と流派が存在します。代表的な方位術には以下のものがあります。
具体的な特徴については添付の表をご参照ください。
九星気学 | 奇門遁甲 | 金函玉鏡 | |
---|---|---|---|
成立場所・時期 | 日本、大正時代 | 中国、紀元前 | 中国、紀元前 |
使用する盤 | 年盤、月盤、日盤、時盤 | 年盤、月盤、日盤、時盤 | 日盤 |
構成要素 | 九宮(=九星) | 九宮、十干、八門、 八神、九星 | 八門、九星、十二神 |
吉凶判断方法 | 生れ年の九宮を本命星とし、本命星と相性のよい方位を吉方位とする。 相性は五行(木、火、土、金、水)の相生相剋比和という原理に基づき判断。 | ①各構成要素を採点し合計点で吉方位を決める方式 ②構成要素の組合せで吉凶を判断する方式 ③六十四卦を出しその易卦で吉凶を判断する方式 などがある。 | 各構成要素の吉凶を出し総合的に吉凶を判断、八門を最重視する。 |
補足 | 日本では最もポピュラー | 方位術の最高峰と言われるが、流派が非常に多い | 日本ではマイナー |
真伝は秘伝として隠されてきた
歴史的に見て、方位術の「真伝(本物の知識)」は非常に貴重なものとされ、戦いで実際に効果を発揮するため、秘伝として隠されてきた背景があります。そのため、現在流通している方位術の中には真伝ではないものも含まれています。
真伝でない占術を使った場合、たとえ吉方位に転居しても、期待する効果が得られないどころか、凶作用を受ける可能性があります。この点には十分注意が必要です。
占術選びのポイント
どの方位術を選ぶ場合でも、以下の手順を踏むことで「真の吉方位」に基づいた効果的な転居ができる可能性が高まります。
- 経験や事例を用意する
自分自身の過去の経験や、ウィキペディアなどの信頼できる情報源に記載された事例を集めましょう。 - 占術家に確認する
集めた事例をもとに占術家に相談し、その占術家の理論やアドバイスがどれほど信頼できるかを見極めます。
このように慎重に占術を選択することで、吉方位の効果を最大限に活用し、開運につなげることができるでしょう。
吉方位の具体的な選び方
年盤と月盤、どちらを優先すればいいですか?
年盤、月盤のいずれか一方が影響する
転居による影響は、年盤または月盤のどちらか一方だけに限定されます。
つまり、年盤と月盤の両方が同時に影響を及ぼすことはありません。
その根拠となるのが「共振の原理」です。
たとえば、次のような物理現象を考えてみてください:
- 長さの違う紐に同じ重さの重りを吊るします(例:1cmの紐×2本、12cmの紐×1本)。
- このとき、1cmの紐の重りを揺らすと、同じ長さの1cmの紐に吊るされた重りだけが共振して揺れます。
- 長さの違う12cmの紐の重りは揺れず、影響を受けません。
これと同じ理屈で、年盤と月盤も、どちらか一方が作用するだけで、同時に影響することはないと考えられます。
転居の居付き方が方位盤を決定するカギ
転居後、年盤、月盤のどちらの盤が作用するかは、転居後の居付き方によって決まります。
【月盤が影響する場合】
転居後、2ヶ月連続で無外泊(外泊を一切しない状態)を続けると、その転居先には「月盤」の影響が現れます。
この場合、無外泊を始めた日が属する月の月盤が適用されます。
【年盤が影響する場合】
転居後、1年間を通して毎月1回以上外泊を続けると、「年盤」が適用されるようになります。この場合、転居先の方位の吉凶は年盤で判断します。
年盤が暗剣殺または五黄殺の方位に転居できますか?
年盤が暗剣殺または五黄殺の方位でも、吉方位転居が可能な場合があります。
九星気学では、年盤と月盤を重ねて吉凶を判断する流派が多く、一般的には年盤の暗剣殺や五黄殺の方位は「大凶方位」として避けるようアドバイスされています。
しかし、前述の「共振の原理」によれば、実際に影響を及ぼすのは年盤または月盤のどちらか一方のみであると考えられます。
この点については、多くの実例でも裏付けられています。
そのため、転居予定月の数が月以内に吉方位が存在する場合※は、その月盤を基準に吉方位を選んで転居することが可能です。
※後述の『転居を予定している時期に吉方位が見つからない場合はどうすればいいですか?』をご参照ください。
転居を予定している時期に吉方位が見つからない場合はどうすればいいですか?
転居の時期が決まっていて、その時期に吉方位が見つからない場合でも、いくつかの方法があります。以下に具体的な選択肢を説明します。
転居の吉方位の選択肢は「年盤」と転居月の「月盤」の二つだけではない!
転居の吉方位を探す際、一般的には「年盤」や転居月の「月盤」を使うことが多いですが、それだけにとどまりません。実は、転居後の 向こう3ヶ月程度の月盤 も活用することができます。
その選択肢の中に吉方位があれば、吉方位に転居できます。
【例】2025年3月節に転居を予定している場合、次の盤が選択肢になります:
2025年の年盤
2025年3月、4月、5月、6月の月盤
たとえば、5月が吉方位の場合:
3月中に転居した後、4月中旬と5月中旬にそれぞれ1回以上外泊をします。
その後、転居先で2ヶ月間連続で無外泊を続けます。
これにより、5月の吉方位に基づく月盤の影響を受けることができます。
吉方位が見つからない場合の対処法
万が一、選択肢の中に吉方位が見つからない場合は、以下の方法で対応します。
凶作用が小さい方位を選ぶ
選択肢のすべての方位が凶方位となる場合、凶作用が最も小さい方位を選びます。
この場合、転居後は慎重に過ごし、運気の変化に注意を払いましょう。
凶事の予兆が現れたら再転居
転居後に何らかの凶事の兆しが現れた場合、大きなトラブルを避けるために、再度の転居を検討してください。
再転居の際は、必ず吉方位を選んで転居することが重要です。
吉方位が複数ある場合、どれを選べばいいですか?
吉方位が複数ある場合、どの方位を選ぶべきか迷うことがありますね。
吉方位を選ぶ際は、原則として、吉作用が最も強く、凶作用の可能性が低い方位を優先するとよいでしょう。
「吉方位なのに凶作用が生じるの?」と疑問を持つ方もいるかもしれませんが、方位の吉凶を判断する際には、吉と凶の両方の視点で評価する必要があります。
これは、単純に「吉だから良い」ではなく、吉と凶の影響を総合的に見ることで、方位の正しい判断ができるためです。
吉と凶が混在する事例を紹介します。
2024年1月2日に羽田空港で発生した航空事故(羽田空港地上衝突事故)では、新千歳発の日本航空516便と、離陸のため誤って滑走路に進入した海上保安庁の航空機が衝突しました。
日航機は激しい火災を起こしましたが、乗務員の迅速な対応により、約10分で搭乗者全員が無事脱出することができました。
この事故を方位術で日航機の視点から評価すると
凶の視点:衝突事故に遭遇したという出来事は「●大凶」
吉の視点:全員が奇跡的に助かったという結果は「◎大吉」
このように、一つの出来事でも「吉と凶が混在する」ケースがあるため、方位の吉凶も「凶の視点」と「吉の視点」の両方の視点から判断することが必要なのです。
転居前に仮住まいを経由する場合、どの方位を重視すべきですか?
仮住まいを経由する場合、方位選びの基本は以下の通りです。
本住まいへの方位を最優先
最終的に住むことになる本住まいへの方位が最優先されます。
仮住まいの場所は、本住まいへの移動が吉方位になるように選ぶことが重要です。
現居宅から仮住まいへの方位選び
仮住まいへの移動はできる限り凶作用の少ない方位を選びます。
なお、仮住まいは一時的な滞在のため、仮に多少の凶方位を選ばざるを得ない場合でも、滞在期間が短ければ大きな凶作用を受けることはありません。
方位選びの流れ
仮住まいを経由する場合の方位選びの流れを具体例をあげて解説します。
- 現居宅から本住まいへの方位は「東」
- 転居予定時期に東の吉方位がない
- 転居予定時期の8ヶ月後に「南が大吉方位」になる
- 仮住まいの場所は、南の大吉方位をとるため、本住まいの「北」方面に決める。
- 現居宅から仮住まいへの方位は「北東」か「東」のいずれかになりますが、できる限り凶作用の軽い方位を選ぶ。
- 8ヶ月後に南が大吉方位になるときに、仮住まいから本住まいに転居する。
仮住まいが凶方位でも問題ありませんか?
仮住まいの滞在期間は、通常1年以内の短期間ですので、大きな凶作用を受ける可能性は低いと考えられます。
さらに、仮住まいへの転居日が決まっている場合でも、「方位作用を受ける方位盤」にはいくつかの選択肢があります。居付き方(その場所にどのように定着するか)を工夫することによって、その中から凶作用が少ない方位盤を選ぶことができるため、過度に心配する必要はありません。
新しい家を購入後、転居先が凶方位だと分かった場合の対処法?
新居に転居した後で、その場所が凶方位に当たると判明した場合、どのように対処すればよいのでしょうか?
以下に具体的な手順を解説します。
凶作用の兆候が現れるかを確認する
まず、「占術理論上の凶方位」と「真の凶方位」があることを理解しておきましょう。
このため、本当に「真の凶方位」であるかどうかを見極める必要があります。
以下のような兆候が見られる場合、「真の凶方位」である可能性が高いと考えられます。
- 心身の不調:元気がなくなったり、やる気が出なくなったりするなど、消極的な気持ちになる。
- 人間関係の悪化:交友関係が悪化し、信頼できない相手と関わる機会が増える。
- 不運な出来事:ケガや事故、不運な出来事が続けて起こる。
このような兆候が出ている場合は、早急な対策が必要です。
凶作用の兆候が現れた場合の対策
もし凶作用が確認できた場合、以下の対策を検討してください。
一時的に近隣の仮住まいに転居し、吉方位となるタイミングを待って本住まい(新宅)に戻る方法を取ります。
具体的な手順については、「仮住まいを経由した方位選び」の流れをご参照ください。
他の対策としては吉方位旅行や風水がありますが、それぞれ効果に限界があることを理解しておきましょう。
吉方位旅行は効果が弱く、風水は人が動かない「静の作用」であるため、転居による凶作用(「動の作用」)を完全に封じ込めるには十分ではありません。
家族がいる場合、全員にとっての吉方位を考える必要がありますか?
吉方位そのものに個人差はありません。
吉方位は誰にとっても吉方位であり、凶方位も同様に誰にとっても凶方位です。
ただし、方位の影響をどれだけ受けるかには個人差があります。
これについては「人を判断する場合」を例に説明すると分かりやすいです。
人を判断する際には、以下の2つのポイントを考慮します:
①その人自身の善悪(良し悪し)
②自分との相性(個人差)
この場合、①が、②よりも重要です。
なぜなら、どんなに相性が良くても、悪い人物とは関わらない方が良いからです。
方位も同じ考え方です。
方位自体の吉凶が重要で、それには個人差はありません。
しかし、その影響を受ける強さの程度は人によって違いがでてきます。
九星気学では個人によって吉方位が異なるので、家族が別々に転居する必要がありますか?
いいえ、家族が別々に転居する必要はありません。(※前問も参考にしてください)
九星気学では、生年によって決まる九星(本命星)と転居方位の九星を五行論に基づいて吉凶を判断するため、確かに個人ごとに吉方位が異なります。
しかし、九星気学の元となる「奇門遁甲」という方位術では、個人差を考慮していません。
これは、方位そのものの吉凶の影響が、個人と方位の相性による吉凶よりも圧倒的に大きいと考えられているためです。
そのため、家族全員が同じ方位に転居しても問題はありません。
安心して計画を立ててください。
吉方位の影響や期間
転居の吉方位効果が現れるまでにどれくらいの時間がかかりますか?
吉方位の効果が現れるタイミングは、理論上、転居時の「十干」「十二支」「九星」が再び巡ってくる時期です。
具体的には、以下のタイミングで効果が現れやすいとされています。
- 「十二支」と「九星」の組み合わせが巡ってくる時期
36ヶ月(3年)目の前後
72ヶ月(6年)目の前後
108ヶ月(9年)目の前後
144ヶ月(12年)目の前後 - 「十干」と「九星」の組み合わせが巡ってくる時期
90ヶ月(7年半)目の前後
ただし、個人差や状況によっても影響が異なる場合があるため、あくまで目安として参考にしてください。
吉方位の影響はどれくらい続きますか?
理論上、方位の影響は「180ヶ月(15年)」続くとされています。
180というの数字は、暦で使われる「十干」「十二支」「九星」の最小公倍数に基づいています。
転居の場合、方位は通常「月盤」で判断します。
そのため、方位の影響も月盤に基づいて180ヶ月(15年)を基準に考えるのが一般的です。
吉方位で転居した場合、すぐに運気が良くなりますか?
「運気」という言葉には漠然としたイメージがありますが、ここでは運気を無形効果と有形効果の2つに分けて説明します。
無形効果(内面的な変化)
無形効果とは、楽観的になる、意欲が湧く、積極的に行動できるようになるといった、内面のポジティブな変化を指します。
この効果は、転居後の生活が安定し、居付き(少なくとも数ヶ月間外泊せずにその地に馴染むこと)が完了した後から徐々に現れます。
有形効果(目に見える成果)
有形効果とは、転職の成功、良縁との出会い、事業の発展、受験の合格など、実際に目に見える形で現れる成果を指します。
一般的に、これらの効果が現れるのは転居から36ヶ月(3年)前後以降で、72ヶ月・90ヶ月・108ヶ月前後に最も強い効果が現れることが多いです。
吉方位の転居でもトラブルが起きることはありますか?
吉方位での転居は運気を上昇させるための有効な手段ですが、その過程で一見トラブルのように見える事象が起きることがあります。
これは、吉方位の転居による毒出し(浄化作用)や、運気が変わるための前向きな試練である場合が多いので、心配する必要はありません。
毒出し(浄化作用)
吉方位に転居すると、体や心が新しいエネルギーに順応するために、毒出し(浄化作用)が起こることがあります。毒出しには次のような特徴があります:
身体的な変化:発汗、発熱、下痢、発疹、歯から膿が出るなど。
稀に激しい症状:救急車を呼ぶほどの強い症状が出ることもありますが、医者に診てもらっても原因不明で、数日で自然に治ることがほとんどです。
<毒出しの時期>
早い場合:転居から数ヶ月後に発症
遅い場合:転居から数年後に発症
※女性の場合、男性より遅く現れる傾向があります。
毒出しは一時的で自然に治ります。
これは「吉方位に転居できた証拠」であり、前向きな変化の一環です。
前向きな試練
吉方位転居後の1~3年目は、運気が徐々に上昇し、転居前よりも「吉レベル」がランクアップする過程にあります。
この期間に「前向きな試練」と呼ばれる変化が起きますが、これはさらなる成長のための通過点です。
以下のような例が挙げられます:
人間関係の変化
親しい同僚や友人が離れていくことがあります。
これは、あなたの吉レベルが上がることで、これまでの交友関係が自然と変化するためです。
離れていく人は「凶の人」であることが多く、追わないことが大切です。
たとえ親友が去る場合でも、これも成長のための「前向きな試練」です。
ランクアップの機会
昇格、転職、大型契約など、転居前よりもランクアップできるチャンスが訪れます。
ただし、新しい環境では周囲のレベルが高く、それに見合う努力が必要になります。
例えば、プロ野球で「一軍に昇格」するようなイメージです。一軍では競争が激しくなりますが、努力すれば必ず報われます。これもまた「前向きな試練」の一つです。
この前向きな試練から逃げると、大きな吉方位効果は得られないので注意してください。
吉方位での転居では、毒出しや試練のように感じる出来事(前向きな試練)が起きますが、それは運気が上昇している証拠です。
これらを前向きに捉え、焦らずに対応することで、さらなる運気アップを実感できるようになるでしょう。
トラブルの対処
もし凶方位に転居してしまった場合、どうすればいいですか?
『新しい家を購入後、転居先が凶方位だと分かった場合の対処法?』の回答をご参照ください。
転居後、期待した効果が得られない場合はどうすればいいですか?
転居後に思ったような開運効果が得られない場合、それは転居時の方位が「真の吉方位」ではなかった可能性があります。
この場合、吉方位の効果が得られないどころか、凶作用を受けている可能性もあるため、注意が必要です。
以下に具体的な対処法を解説します。
吉方位効果がまだ現れていない場合
吉方位効果は転居直後にすぐ現れるものではありません。
吉方位の影響が現れるまでには時間がかかることが一般的で、通常は転居後36か月目の前後が効果が表れ始める目安とされています。
- 転居して間もない場合は、慌てずにしばらくそのまま様子を見るようにしてください。
- 特に明らかな凶作用がない場合は、一定の時間をかけて状況の変化を観察することが大切です。
凶方位の可能性がある場合
転居後に以下のような兆候が現れた場合、凶方位に転居してしまった可能性があります。この場合は、放置せずに早めに対策を講じることをおすすめします。
- 心身の不調:元気がなくなったり、やる気が出なくなったりするなど、消極的な気持ちになる。
- 人間関係の悪化:交友関係が悪化し、信頼できない相手と関わる機会が増える。
- 不運な出来事:ケガや事故、不運な出来事が続けて起こる。
もしこれらの兆候が見られる場合は、大事に至る前に転居を検討することをおすすめします。特に「真の吉方位」に転居することで、凶作用を軽減することができます。
吉方位で転居したのにトラブルが起きた場合、どう解釈すればいいですか?
トラブルが発生した場合、それが吉方位特有の「毒出し」や「前向きな試練」であるかどうかを考える必要があります。
※『吉方位の転居でもトラブルが起きることはありますか?』をご参照
トラブルが「毒出し」や「前向きな試練」に当てはまらない場合、実際には凶方位に転居してしまった可能性があります。
この場合、転居に用いた方位術が正しくなかった、あるいは偽術であった可能性が考えられます。
もし凶方位に転居してしまった場合は、再度、真の吉方位を選んで引っ越すことが唯一の対処法であると考えています。
その他
引越し後に何か特別なことをする必要がありますか?
吉方位の効果を引き出しやすくするために、「種まき」をすることをおすすめします。
「種まき」とは、願望を実現するための事前準備のことです。
具体的には、自分が叶えたい願いに向けて行動を起こすことを指します。
例えば、良縁を求めている場合は、信頼できる人にお見合いを依頼したり、結婚相談所に登録するなど、願いを叶えるための行動を始めることが「種まき」にあたります。
また、仕事運を上げたい場合は、新しいスキルを学んだり、転職活動を始めるといった行動が該当します。
この「種まき」を行うことで、吉方位の効果と相まって、願望の実現する可能性が大きく高まります。
吉方位転居の効果を活かすためには、自分からも積極的に動くことが重要です。
方位と風水の関係はありますか?
吉方位と風水には関係がありますが、それぞれの考え方や使い方には違いがあります。
風水では、住居の中心から見て各部屋が吉方位かどうかを判断します。
一方、方位術は、人が移動する際の方位が吉方位や凶方位を判断するものです。
具体的な違いとしては以下の点が挙げられます:
方位
風水は、家の中心から各部屋の方位をみます。
方位区分は二十四方位で判断するのが一般的です。
方位術は、起点(通常、自宅)から目的地の方位を見ます。
方位区分は八方位です。
対象
風水は基本的に部屋を対象に吉凶を判断します。
方位術は基本的に方位自体を対象に吉凶を判断します。
過去の転居の方位が悪かった場合、現在に影響はありますか?
はい、過去の凶方位への引っ越しは、現在にも影響を及ぼす可能性があります。
ただし、直近の転居が吉方位であれば、過去の凶方位の影響をある程度軽減することができます。
一方で、直近の転居も凶方位だった場合は、過去の凶作用と重なり、悪影響がさらに大きくなる可能性があります。
そのため、今後の転居を計画する際には、信頼できる占い師や方位術の専門家に相談し、吉方位を選ぶことをおすすめします。
吉方位を活用することで、過去の凶方位の影響を和らげ、運気を改善することが期待できます。
転居以外で吉方位を活用する方法はありますか?
はい、旅行や散歩を通じて吉方位を活用する方法があります。
転居と比べて、運動量(=時間×距離)が小さいので、期待するほど効果は大きくありません。
旅行や散歩の効果は、基本的に前記の「無形効果」になります。
転居日を決める際に、吉日や吉方位を選ぶ必要がありますか?
基本的に、転居日に吉日や吉方位を厳密に選ぶ必要はないと考えています。
その理由は、転居の吉方位を判断する際に重視されるのは主に「年盤」や「月盤」であり、「日盤」の影響はほとんど考慮されないためです。
これは、各方位盤が及ぼす影響の期間に違いがあるためです。
以下が方位盤の影響期間の目安です:
年盤:理論上、180年間の影響
月盤:理論上、180ヶ月(15年)の影響
日盤:理論上、180日(約6ヶ月)の影響
時盤:理論上、360時間(15日)の影響
転居は長期的な影響を重視するイベントであるため、年盤や月盤が最も重要とされます。
一方で、日盤や時盤の影響は短期的であり、転居後の生活に大きな影響を与えることはほとんどありません。
ただし注意点として、転居する日に暗剣殺や五黄殺の方位にあたる場合は避けるようにしましょう。この点だけは慎重に考慮することをおすすめします。
引越し業者の都合で転居日がずれる場合、どうすればいいですか?
転居日が多少ずれても、特に気にする必要はありません。
ただし、暗剣殺や五黄殺の方位にあたる日は避けるようにしましょう。
八方位区分には「45°均等」と「30°60°」の二つがありますが、どちらが正しいのですか?
どちらが正しいかは、使用する方位術によって異なります。
八方位の区分方法は方位術ごとに異なるため、南・東・北・西といった主要な方位の範囲が一致しない場合があります。
たとえば、「45°均等」を採用する方位術と「30°60°」を採用する方位術では、同じ場所が別々の方位に分類されることがあります。このため、どちらの区分が正しいかというよりも、使用する方位術に合わせて区分を適用することが大切です。
また、方位区分が異なる場所に転居すると、方位術ごとの判断が矛盾する可能性が高くなり、吉方位を正確に選ぶことが難しくなります。
そのため、原則として「45°均等」と「30°60°」の区分が重なる場所を選ぶようにすることをおすすめします。これにより、吉方位に転居できる確率を大幅に高めることができます。