「これだけ覚えれば易を楽しめる」というテーマで、次の通り3回にわけて解説します。
1.基礎知識編
2.立卦方法編
3.易卦判断編
専門用語
爻とは、易の卦を構成する基本記号をいいます。爻は、陰陽二種類があります。
陽は、実線「ー」で表し、陽爻といいます。
陰は、点線「– –」で表し、陰爻といいます。
八卦とは、爻を三つ組合せでできたものをいい、次の八種類あります。
天(☰)、沢(☱)、火(☲)、雷(☳)、風(☴)、水(☵)、山(☶)、地(☷)
天(☰)は、線の数が三本で八卦の中で一番少ない。人数が少ないのは王様、社長などのトップ。王様は尊く、剛健で国民に施して統べる。
地(☷)は線が6本で一番多い。人数は多いのは民草や社員。
民草は卑しく王様に順う、王様と違って施すことはない(吝)
雷(☳)は初爻に始めて陽爻が生まれた形、人であれば長男、卦主の陽爻がこれから上に進んでいく象。雷は騒々しい、音の意があり。
水(☵)は中央の二爻に唯一の陽爻がある形、人であれば二番目の中男(次男)、卦主の陽爻が穴に陥っている形、また上に行くか下に行くか迷い悩んでいる形。
山(☶)は一番上の三爻に唯一の陽爻がある形、人であれば三番目の少男、卦主の陽爻が上まで登り切り止まっている形、窮まれば転じるが易の理なので、変化の意もあり。
風(☴)は唯一の陰爻が初爻にある形、人であれば長女、初爻の陰爻が入口に見える形、初爻の陰爻の女が上の陽爻の男に随っていく形で、恋愛の意もあり。
火(☲)は唯一の陰爻が中央の二爻にある形、人であれば中女、中央の陰爻が上下の陽爻につく(離合)形、火の連想から明、麗の意。
沢(☱)は唯一の陰爻が上の三爻にある形、人であれば少女、三爻の陰爻が出口に見える形、横から見ると上の陰爻が口に見える、また上の陰爻の女が下の男から言い寄られている形で喜悦の意
六十四卦とは、二つの八卦を上下に重ねてできる六十四の卦をいいます。
上の八卦は上卦または外卦、下の八卦は下卦または内卦といいます。
六十四卦の六つの爻は、下からら順に初爻、二爻、三爻、四爻、五爻、上爻といいます。
本卦とは、占うにあたって、易を立てて出てきた六十四卦をいいます。
本卦を出したあとに、陰陽逆に変化させる爻(変爻という)を求め、変爻後にできる六十四卦を之卦といいます。
八卦
次の表は八卦に関する必須知識です。後記覚え方を参考にしてください。
八卦 | ☰ | ☱ | ☲ | ☳ | ☴ | ☵ | ☶ | ☷ |
卦象 | 天 | 沢 | 火 | 雷 | 風 | 水 | 山 | 地 |
卦名 | 乾 | 兌 | 離 | 震 | 巽 | 坎 | 艮 | 坤 |
順番 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
方位 | 北西 | 西 | 南 | 東 | 南東 | 北 | 北東 | 南西 |
九宮 | 六白 | 七赤 | 九紫 | 三碧 | 四緑 | 一白 | 八白 | 二黒 |
人 | 父 社長 | 少女 | 中女 | 長男 | 長女 | 中男 | 少男 | 母 社員 |
卦徳 | 健,剛 尊,施 | 喜悦 出,口 | 離合 明,麗 | 動,進 騒,驚 | 入 随う | 陥,悩 | 止 変化 | 順 吝,卑 |
天(☰)は、線の数が三本で八卦の中で一番少ない。人数が少ないのは王様、社長などのトップ。王様は尊く、剛健で国民に施して統べる。
地(☷)は線が6本で一番多い。人数は多いのは民草や社員。
民草は卑しく王様に順う、王様と違って施すことはない(吝)
雷(☳)は初爻に始めて陽爻が生まれた形、人であれば長男、卦主の陽爻がこれから上に進んでいく象。雷は騒々しい、音の意があり。
水(☵)は中央の二爻に唯一の陽爻がある形、人であれば二番目の中男(次男)、卦主の陽爻が穴に陥っている形、また上に行くか下に行くか迷い悩んでいる形。
山(☶)は一番上の三爻に唯一の陽爻がある形、人であれば三番目の少男、卦主の陽爻が上まで登り切り止まっている形、窮まれば転じるが易の理なので、変化の意もあり。
風(☴)は唯一の陰爻が初爻にある形、人であれば長女、初爻の陰爻が入口に見える形、初爻の陰爻の女が上の陽爻の男に随っていく形で、恋愛の意もあり。
火(☲)は唯一の陰爻が中央の二爻にある形、人であれば中女、中央の陰爻が上下の陽爻につく(離合)形、火の連想から明、麗の意。
沢(☱)は唯一の陰爻が上の三爻にある形、人であれば少女、三爻の陰爻が出口に見える形、横から見ると上の陰爻が口に見える、また上の陰爻の女が下の男から言い寄られている形で喜悦の意
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