方位基準と八方位の区分については解説します。
方位基準
真北基準、磁北基準のどちらを採用するかですが、『あちこち吉方位マップ』というアプリを使って実例データをチェックすると、真北基準の方が的中します。
方位区分
八方位区分方法には、静の家相・風水の「45°(八方位均等)」と動の九星気学の「30°60°」があります。
方位術の吉凶判断方法には、「45°(八方位均等)」を用いる静のアプローチと「30°60°」を用いる動のアプローチがあり、方位区分は「45°(八方位均等)」と「30°60°」の両方を使います。
ですので、「45°(八方位均等)」と「30°60°」で八方位区分が異なる場合は、旅行や転居を避けるのが無難です。
![](https://noguchibankei.com/wp-content/uploads/2022/01/八方位区分.png)
盤珪流奇門遁甲は「45°均等」と「30°60°」の両方を用いる
盤珪流奇門遁甲は、数多くの流派のやり方を参考に、40年の実践研究と実例検証に基づき、独自に体系化した易系奇門遁甲です。
盤珪流奇門遁甲の最大の特徴は、易の六十四卦を無筮立卦(むぜいりっか)で3通り出して、それらを総合的に判断することです。
六十四卦は「天」「地」「人」の3通りを出します。
「天」の六十四卦は、事故や事件などの凶や自然を判断するのに適しています。
「地」の六十四卦は、人と地域・環境との関係を判断するのに適しています。
「人」の六十四卦は、恋愛、協力など人と人との関係を判断するのに適しています。
「天」は静のアプローチで「45°均等」、「地」と「人」は動のアプローチで「30°60°」の方位区分を用います。
占事によって重視するウェイトが変わります。
例えば、転居は「天地人」を総合的に判断しますが、着工は「天地」を、個人は「地人」を重視します。事件・事故を検証する場合は「天」を重視します。
参考事例
事故は「天」を主に判断します。
事故名 | 事故日 | 方位 | 天 | 地 | 人 |
---|---|---|---|---|---|
全日空下田沖墜落事故 | 1958/8/12 | 南西 | ● | ■ | ● |
全日空松山沖墜落事故 | 1966/11/13 | 西 | × | ● | × |
秩父丸(蟹工船) | 1926/4/17 | 北東 | ● | ● | ● |
福知山脱線事故 | 2005/4/25 | 南東 | ● | ■ | ■ |
関越自動車高速バス居眠り運転事故 | 2012/4/28 | 東 | ● | ● | ■ |
![盤珪](https://noguchibankei.com/wp-content/uploads/2023/04/23551251-300x400.jpg)
盤珪
最後までお読みいただきありがとうございました。
盤珪(ばんけい) プロフィール