公開日:2023年4月11日 最終更新日:2026年1月8日
人生において「吉を招く(招吉)」ことよりも、実ははるかに重要で確実なのが「凶を避ける(避凶)」ことです。
招吉法は占術の真偽に左右されるハイリスク・ハイリターンの側面がありますが、避凶法は誰でも今すぐ実践でき、確実にマイナスを最小化できる「人生の防衛術」です。
この記事では、盤珪流奇門遁甲の根底にある「避凶の三原理」と、四つの側面からの具体的な実践法を解説します。
避凶を支える三つの根本原理
なぜ特定の行動を控えることが凶を避けることに繋がるのか。その根底には易経の深い知恵があります。
「類は友を呼ぶ」の通り、同じ性質のものは引き寄せ合います。凶の波長は、さらなる凶の事象や凶運の人を呼び寄せます。
吉凶は「動き」から生じます。危険な時期や方位に対して「動かない(自重する)」ことは、災いを発生させない最大の防御です。
出発の瞬間、出会いの瞬間。占術では、物事が始まる「初めてのとき」の波長が、その後の全ての命運を決定づけると考えます。
※人の運命を生年月日を基に占うことと同じ考え方です。
避凶法:命運編(時期の守り)
運勢のバイオリズムを知り、運が悪い時期に「大きな動き」を止めることが基本です。
【避凶方法】 「主運を示す命宮」が、年または月で「五黄殺」または「暗剣殺」になる運の悪い時期には、以下のことを新たに始めるのを見送りましょう。
・長期間続くこと: 転職、結婚目的の出会い など
・金額が大きいこと: 不動産購入、投資、新規大型取引 など
運が悪い時期にこれらを強行することは、原理1・2・3のすべてに抵触し、長期的な凶を招く原因となります。
※命宮の出し方についてはこちら:
👉 九星気学「命宮」で運気の良い時期・悪い時期を判断する方法
避凶法:方位編(場所の守り)
移動によって受ける「方位の波長」をコントロールします。日盤や時盤よりも、作用が長い年盤・月盤を重視します。
【避凶方法:転居】 年方位、月方位のいずれかで、「五黄殺」または「暗剣殺」の方位には転居しないこと。
【避凶方法:人・物との関わり】 月方位で、五黄殺または暗剣殺の方位にある人や物と「初めて」関わる場合、その相手(物)は凶を帯びています。 長期間続く関わりや、高額なやり取りは避けるのが賢明です。
4. 避凶法:対人編(波長の守り)
脳科学でも「運の悪さは移る」と言われます。原理1の通り、凶の波長は伝染(感電)します。
【避凶方法】 運の悪い人(凶の人)とは、できるだけ関わらないようにすること。
【実例:方位の感電】 かつて吉方位へ向かった飛行機が墜落するという惨劇がありました。調査の結果、乗客の約2/3が「数日前に最悪の凶方位へ出発した団体客」だったことが判明しました。
団体客の強烈な凶が、機体全体に「感電」した形です。
反対に、凶方位へ出発した登山家が、現地で吉運を持つ一行と合流したことで難を逃れた例もあります。「誰と関わるか」は避凶において極めて重要です。
避凶法:心編(内面の守り)
避凶の極意は、常に「不動心」を保つことにあります。これは原理1(凶は凶を呼ぶ)と原理2(動けば吉凶が生じる)に基づいています。
【避凶方法】 常に不動心を保つこと。 不動心は「無心」であり、凶を引き寄せる「凶の心」を持たない状態です。
💡不動心とは:
沢庵和尚は、不動心とは石のように止まっていることではなく、心がどこにも囚われず、自由自在に動きながらも一点に留まらない「不動智」の状態であると説きました。
💡不安で不動心が保てない時の対処法:
不安や怒りを無理に消そうとするのは、盤珪禅師が言う「血で血を洗う」行為であり、かえって穢れを広げます。
【対処方法】 不安などの念が生じても、それを払おうとせず、「実体のないもの」として生じるまま、止むままにさせ、囚われないこと。
「一心生ぜざれば、万法咎(とが)なし」。心が動かなければ、災いもまた生じないのです。
まとめ:静と動のバランスで運命を守る
避凶法は、あなたの先天的な命運を悪化させないための「最高の知恵」です。
- 命運・方位・対人(外側の動): 知ることで物理的に距離を置く。
- 不動心(内側の静): 内面を整え、凶の波長を遮断する。
この「静」と「動」を組み合わせることで、人生の土台は揺るぎないものになります。
起きてしまった災難に対して、より深く心を整えたい方へ
先人たちの言葉が、あなたの不動心を取り戻す助けになります。
👉 凶方位や災難の後にどう生きるか?不動心を取り戻す盤珪禅師・良寛の教え


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