結婚するか別れるか迷ったとき、相手の職業や収入は安定しているかなど重要な点について常識的な判断を下しても決断がつかない場合、方位術を活用することをお勧めします。誰でも簡単に「先天的に相性はよいかどうか」、「相手が自分にとって凶の人かどうか」を判断することができます。
先天的に相性はよいかどうか判断する方法
相性は主運を示す命宮で判断します。
自分と相性が良い命宮の相手を選びまた自分と相性の悪い命宮の相手を避けることです。
命宮の相性は、先天的な関係であり後天的に相性を良くすることは難しいので、重要です。
命宮とは、「生月の九宮盤で生年の九宮が入る宮」で、主運を示します。
宮とは、方位の別名です。
南が離宮、南東が巽宮、東が震宮、北東が艮宮、南西が坤宮、西が兌宮、北西が乾宮、北が坎宮、中央が中宮と呼びます。
巽宮 南東 | 離宮 南 | 坤宮 南西 |
震宮 東 | 中宮 中央 | 兌宮 西 |
艮宮 北東 | 坎宮 北 | 乾宮 北西 |
九宮(九星気学の九星)とは、一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星のことです。
九宮盤とは各九宮ほ配置図で右図の通りです。
定位とは、各九宮の定位置で五黄土星の九宮盤になります。一白水星は北、二黒土星は南西、三碧木星は東、四緑木星は南東、五黄土星は中央、六白金星は北西、七赤金星は西、八白土星は北東、九紫火星は南が定位になります。
![](https://noguchibankei.com/wp-content/uploads/2023/04/image.png)
2022年5月生まれの人の命宮を具体的に出します。
- 年月の干支九宮を調べる
暦(サイト「こよみのページ」)を調べると、
2022年の干支九宮は「壬寅五黄土星」です。
※年の区分は「立春」から「翌年の立春」まで
2022年5月の干支九宮は「乙巳八白土星」です。
※月の区分は「月初に来る二十四節季」から「翌月初に来る二十四節季」まで - 生月の九宮盤を調べる
生月の2022年5月の九宮は「八白土星」です。
八白土星の九宮盤(数字8が中央に配置されている盤)を九宮盤の中から選択します。 - 生年の九宮が生月の九宮盤のどの宮にあるか調べる
生年の九宮は「五黄土星」です。
生月の八白土星の九宮盤で、生年の九宮の五黄土星(数字5)がどこにあるか調べます。
南西に五黄がはいっています。
南西は坤宮ですので、命宮は坤宮になります。 - 別表「命宮特徴表」で命宮の特徴が合っているかチェックする
導き出した命宮が「命宮特徴表」の特徴に合致しているかチェックしてください。
横や反対の命宮にそれている人が稀にいます。
命 宮 | 主な特徴 |
---|---|
離 宮 | 親縁・夫縁が薄い傾向、働き者、作家や弁護士など文章に関わる仕事に向く |
巽 宮 | 動植物好き、子縁が薄い傾向、医者・獣医や商売に向く |
震 宮 | じっとしていられない、スポーツ・自動車好き、歌手など声を出すのに向く |
艮 宮 | 宗教や占いに関心をもつ傾向、欲深い、建築や工業など物作りに向く |
坤 宮 | おだやか、職業が安定しない傾向、倹約傾向が強い |
兌 宮 | 整理整頓できる、短気な面がある、食べ物にこだわる傾向 |
乾 宮 | 長に向く、自説を通す傾向、女性は結婚が遅いまたは未婚の傾向がある、政治家が多い |
坎 宮 | 頑固な性格、妻縁が薄い傾向、芸能指向、音楽特に楽器を使う職業に向く |
中 宮 | 身宮(生日盤で生年九宮が入る宮)を命宮と代替 |
離宮 | 巽宮 | 震宮 | 艮宮 | 坤宮 | 兌宮 | 乾宮 | 坎宮 | 中宮 | |
離宮 | × | ● | ◎ | 〇 | 〇 | ● | ● | × | |
巽宮 | ● | × | ● | 〇 | ◎ | × | ◎ | 〇 | |
震宮 | ◎ | ● | × | 〇 | × | × | ● | 〇 | |
艮宮 | 〇 | × | ● | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ||
坤宮 | 〇 | 〇 | ● | × | 〇 | ◎ | |||
兌宮 | ● | ◎ | × | × | ● | ◎ | 〇 | ||
乾宮 | ● | × | × | 〇 | ● | × | ● | 〇 | |
坎宮 | × | ◎ | ● | 〇 | 〇 | ◎ | ● | × | |
中宮 | ○ | 〇 | ◎ | ◎ | ○ | ○ | × |
自分の命宮が巽宮の場合、相手が兌宮と坎宮であえば非常に相性がよいです。
相手が離宮、震宮、乾宮、巽宮であれば、相性が悪いので避けるのが無難です。
![盤珪](https://noguchibankei.com/wp-content/uploads/2023/05/bankei-300x424.jpg)
相性の悪い相手と結婚すると、価値観が違ってお互いにストレスを感じるうえ、実例データ上、子供で問題を抱えるケースが多いです。
<例> 相性の悪い関係-離宮と巽宮
「離宮が定位の九宮」は九紫火星です。
九紫火星の九宮盤をみると、離宮に四緑木星が入り、四緑木星は暗剣殺になります。
四緑木星は「巽宮が定位の九宮」です。
離宮と巽宮は暗剣殺関係になるので、相性が悪いと判断します。
<例> 相性の良い関係ー坎宮と巽宮
相性が良いと判断する関係は、恋愛や結婚に関わる「巽宮と兌宮の関係」です。
二黒土星の九宮盤を見ると、巽宮に一白水星、兌宮に四緑木星が入っています。
一白水星の定位は坎宮、四緑木星の定位は巽宮ですので、坎宮と巽宮は相性が良いと判断します。
上記の命宮の関係は常に同じで変えられません。ですので先天的な関係と言えます。
相手は自分にとって凶の人かどうか判断する方法
初めて相手と知り合った時期が、年および月の九宮盤で、自分の命宮に五黄殺または暗剣殺が入る時期に当たる場合、自分の運が悪い時期に出会っているので、その相手は凶と判断します。
![盤珪](https://noguchibankei.com/wp-content/uploads/2023/05/bankei-300x424.jpg)
運の悪い時期に初めて知り合った相手を避ける理由
易経に『同声相応じ同気相求む』とあります。趣旨は同じもの同士が引き寄せあうということです。凶は凶、吉は吉を引き寄せます。これは占術の基本原理です。
運の悪い時期は自分が凶の状態なので、凶の人を引き寄せやすくなるからです。
また「初めて知り合ったとき」は、「人とのつながりの出発点」で、人の命運を判断する「生年月日時」に該当します。「初めて」を最重視するのは占術の基本原理です。
初めて相手と知り合った時期の年および月の九宮盤において、自宅から見た相手自宅の方位に五黄殺または暗剣殺が入る場合、凶方位の相手なので、その相手は凶と判断します。
五黄殺とは、九宮盤で五黄土星を表す数字の5が入る方位で、自ら凶を招きやすい凶方位です。
暗剣殺とは、五黄殺の反対方位で、他人から凶を受けやすい凶方位です。
例えば、一白水星の九宮盤では、南に五黄土星(数字5)が入っているので、南が五黄殺の方位になり、南の反対方位である北が暗剣殺の方位になります。
![](https://noguchibankei.com/wp-content/uploads/2023/04/image.png)
自分の命宮が巽宮の場合、2023年は「四緑木星」の年です。四緑木星の九宮盤をみると、北西に五黄土星が入るので、北西が五黄殺、反対の南東が暗剣殺になります。
巽宮(南東)は暗剣殺になるので、2023年は運の悪い時期に当たります。
地球の大気に放射されるエネルギーは、太陽放射が99.97%、地熱エネルギーが0.025%を占めています。このデータをみると、人に最も影響を与えるのは大地ではなく太陽です。
東洋占術は暦を用いますが、
十干は、太陽黒点(周期は10年~11年)に関り、太陽光線の強さ、
十二支は、太陽と地球の位置関係、つまり太陽光線の方向、
九宮は、太陽光線の種類(7色の可視光線と紫外線・赤外線)
を示していると考えられています。
方位術は暦を基に方位の吉凶を割り出す占術ですので、方位は人に作用すると考えられます。
まとめ
- 主運を示す命宮を使って、相性の悪い相手は避けましょう。
- 自分が運の悪い時期は、自分が凶の状態なので、初めて関わるものはすべて凶です。相手と初めて知り合ったときが運の悪い時期に当たっているならば、避けるのが無難です。
- 初めて相手と知り合ったときの年および月の九宮盤で、相手自宅の方位が五黄殺または暗剣殺であったならば、避けるのが無難です。