引っ越しや旅行の方角、気にしていますか?
「最近ツイてない…」「引っ越したら運気が下がった気がする」
そんな経験はありませんか?
実は、昔から 「方角が運命を左右する」 と考えられてきました。
中国や日本では、方位を判断する「方位術」が発展し、引っ越しや旅行、重要な決断の際に活用されてきたのです。
でも、方位の吉凶をどうやって判断すればいいのでしょうか?
🔹 五行(九星気学) を使う?
🔹 奇門遁甲 のように複数の要素を分析する?
🔹 それとも 易卦(六十四卦) を使うのが最適?
今回の記事では、これらの方法を比較しながら分かりやすく解説します!
そもそも方位術とは?
方位術とは、特定の方位が人間の運勢や行動に与える影響を解析し、吉方位(運気を高める方向)や凶方位(避けるべき方向)を見極めるための術や方法を指します。
方位術の種類や流派は多数ありますが、日本では 「九星気学」 が有名ですが、中国発祥の 「奇門遁甲」 などもあります。
- 九星気学
広く知られた占術で、初心者でも扱いやすいのが特徴です。 - 奇門遁甲
中国発祥の高度で複雑な占術です。流派が非常に多いです。
方位の吉凶を判断する方法
五行を使う方法(九星気学)
「五行」とは 木・火・土・金・水 の5つのエネルギーの関係を示したものです。
九星気学では、自分の生まれ年に対応する「九星」(本命星)と、移動先の方位に対応する「九星」を、それぞれ五行に置き換えます。
そして、その五行同士の関係によって吉凶を判断 します。
九星の五行は、以下の通りです。
木 | 火 | 土 | 金 | 水 |
---|---|---|---|---|
三碧木星 四緑木星 | 九紫火星 | 二黒土星 五黄土星 八白土星 | 六白金星 七赤金星 | 一白水星 |
五行同士の関係は
相生(五行が互いに助け合う関係)が「吉」
相剋(五行が互いに抑制し合う関係)が「凶」
と判断します。

構成要素を組み合わせる方法(奇門遁甲)
奇門遁甲では、「十干」「九星」「九天星」「八門」「八神」の5つの構成要素を総合的に分析 して、方位の吉凶を判断します。
具体的な吉凶の判断方法は流派によってさまざまですが、大きく分けると、「構成要素そのものの吉凶を重視する流派」と「構成要素同士の組み合わせによる吉凶を重視する流派」があります。
奇門遁甲は非常に精密な判断が可能な占術ですが、どの方法が適切かを検証する必要があり、専門的な知識がないと扱いが難しいという課題があります。
易卦(六十四卦)を使う方法
「移動する時期」と「移動先の方位」を基に、(八卦を組み合わせた)六十四卦を導き出します。そして、その易卦を解釈して方位の吉凶を判断します。
中国では、高度な占術には必ず易が含まれると言われています。六十四卦の導き出し方やその解釈は非常に秘伝的であるため、専門家であってもこの方法を使う人は少ないです。
盤珪流奇門遁甲はこの易卦を使う方位術です。
どの方法が最適?
吉凶判断法を「評価対象の数」と「結果の数」の観点で比較すると、易卦の判断法がどちらも単数であるので、最も優れていると言えます。
吉凶判断法 | 評価対象の数 | 結果の数 |
---|---|---|
五行 (九星気学) | 複数(方位と個人) | 単数 |
構成要素 (奇門遁甲) | 単数(方位のみ) | 複数(多数) |
易卦 | 〃 | 単数 |
結論
- 易卦の判断法は、理論上では最適な方法とされています。しかし、その解釈が秘伝的であるため、実際に活用するのは非常に困難です。
- 構成要素の判断法については、多くの方法が存在し、それぞれの適切性を検証する必要があります。そのため、実用化には時間がかかるでしょう。
- 五行の判断法には、方位そのものでは吉凶を判断できないという理論的な欠点があり、実際の活用にはリスクが伴います。
以上のことから、方位の吉凶判断法として「これが最良」と断言できる方法は現時点では存在しない、という結論に至ります。