公開日:2025年11月25日 最終更新日:2025年12月30日
引っ越しや旅行を控えた時、「吉方位を知りたい」と願うのは当然のことです。
しかし、インターネットやAIで調べ、あるいは占い師に相談しても、流派によって言うことがバラバラで、「どれを信じればいいのか?」と困惑された経験はないでしょうか。
特に「方位術の最高峰」とされる奇門遁甲は、「一人一派」と言われるほど判断基準が多岐にわたり、初心者だけでなく経験者をも混乱させています。
ここでは、盤珪流の真髄を通して、迷いを断ち切るための「真の吉方位」を選ぶ指針を解説します。
なぜ方位に個人差がないのか、なぜ「学」ではなく「術」なのか。
その答えを明らかにした上で、奇門遁甲に関するよくある疑問をQ&A形式で解き明かしていきます。

ばんけい
方位術は奥が深く、一度にすべてを理解するのは難しいかもしれません。まずは盤珪流の全体像を把握していただくと、この後のQ&Aもよりスムーズに読み進められますよ。私の考えをまとめたこちらの記事から、ぜひご覧ください。
👉 盤珪流奇門遁甲とは?その特徴と開運の仕組みを徹底解説
- 盤珪流が説く「方位」の本質:知っておくべき4つの真実
- 奇門遁甲の実践と活用(Q&A)
- 【カテゴリーA】奇門遁甲の基本と「方位術」の本質
- 【カテゴリーB】「真の吉方位」を見極める判断基準
- 【カテゴリーC】吉方取りの実践・行動マニュアル
- Q13. 距離はどれくらい移動する必要がありますか?
- Q14. どれくらい「滞在」すれば効果がありますか?
- Q15. 距離が遠いほど、方位の効果は大きくなりますか?
- Q16. 引っ越しと旅行では、どちらが効果が大きいですか?
- Q17. 吉方位の効果は、いつから現れますか?
- Q18. 目的地は、温泉や神社でなくても良いですか?
- Q19. 目的地に着いたら、何をすれば良いですか?
- Q20. 吉方取りは、どのくらいの頻度で行うのが理想ですか?
- Q21. 出発時間と到着時間、どちらが基準ですか?
- Q22. 途中で休憩のために寄るのはOKですか?
- Q23. 移動手段(新幹線・飛行機)は、吉凶に影響しますか?
- Q24. 海外への旅行も対象になりますか?
- 【カテゴリーD】さらに深く知るための応用と専門用語
盤珪流が説く「方位」の本質:知っておくべき4つの真実
方位の影響は「万人共通」である
方位の吉凶に、個人の生年月日による相性は関係ありません。
太陽は誰に対しても東から昇り、西へ沈みます。
重力や四季の移ろいがすべての人に平等に作用するように、方位が持つエネルギーも人によって変わることはない——これが盤珪流の揺るぎない前提です。
「効果」に差が出るのは、受け取る側の「器」の問題
「同じ方位へ行ったのに、結果が違うのはなぜ?」という疑問への答えは、方位の影響が「方位 × 運勢」の掛け算で決まるからです。
方位: 放たれるエネルギーの強さ(万人に共通する質)
運勢: それを受け取る側の「器」(個人の状態による差)
特に個人の状態が「凶」にある時は、吉方位のエネルギーと同調できず、その恩恵を十分に享受できません。
「運勢が良い時に、さらに吉方位へ動く」ことこそが、開運の秘訣です。
「方位学」という幻想と、「方位術」という現実
方位は、行けば必ず良いことが起きるという単純な「物理法則(学問)」ではありません。
後に大きな吉事が舞い込んだ時、その起点(因縁)を遡ると過去の吉方位への移動に行き着く—
—目に見えない運命の因果を紐解く技術だからこそ、盤珪流では「方位術」と呼びます。
真の吉凶を導き出す「帰納法」の裏付け
盤珪流が採用するのは、実際に起きた吉凶の事例を分析し、そこから逆算して理論を構築する「帰納法(実例裏付け型)」です。
さらに、盤珪流では「吉の視点(恩恵)」と「凶の視点(リスク)」の両面から、それぞれ六十四卦を導き出し、二重のフィルターを通過した方位だけを「真の吉方位」と定義します。

ばんけい
方位の吉凶判断がいかに命運を左右するか、この実例ほど痛感させられるものはありません。一見『吉』に見える方位に潜むリスクをどう見抜くべきか。二方面からの検証が不可欠な理由を、客観的なデータとともに詳しく解説しています。
👉 羽田空港衝突事故を盤珪流で読み解く:なぜ二方面の検証が必要なのか
奇門遁甲の実践と活用(Q&A)
【カテゴリーA】奇門遁甲の基本と「方位術」の本質
Q1.奇門遁甲って何ですか?
古代中国で生まれた「いつ」「どの方位」へ動くことで、望む結果を得られるかを判断する方位術の最高峰です。
もともとは軍師が戦に勝つための「兵法」でしたが、現代では人生の運気を切り拓く「開運術」として活用されています。
Q2. なぜ「最強の開運術」と言われるのですか?
圧倒的な「エネルギーの強さ」と「即効性」にあります。
「動」の哲学: 『易経』の「吉凶悔吝は動に生ずる者なり」の通り、人の行動(動くこと)が運気を生みます。
時盤の活用: 2時間ごとに切り替わる「時盤」を主に活用するため、停滞していた運気を素早く劇的に動かすことが可能です。
Q3.奇門遁甲は本当に効果があるのですか?
はい、正しく使えば極めて強力な効果を発揮します。
その実効性は、個人の開運だけでなく、歴史を左右する国家的な勝負の場でも証明されています。
日本で最も信頼できる実例は、古代最大の内乱といわれる「壬申の乱」です。
- 『日本書紀』の記録: 正史である『日本書紀』には、大海人皇子(後の天武天皇)が「能く天文・遁甲を解す(天文と奇門遁甲に精通していた)」と明記されています。
- 勝利を導いた正確な移動データ: 驚くべきことに、大海人皇子が「いつ、どの方位へ移動したか」という具体的な日時と方位の記録が、勝利へのプロセスとして克明に残されています。
- 「術」がもたらした逆転劇: 劣勢だった大海人皇子が、奇門遁甲を自在に操り、勝利に有利なタイミングを逃さず行動して天下を治めたという事実は、この術が単なる迷信ではなく「勝つための戦略」として機能した何よりの証拠です。
このように、歴史上の為政者が「絶対に負けられない場面」で具体的なデータに基づき活用してきた事実こそが、奇門遁甲の効果を雄弁に物語っています。

ばんけい
奇門遁甲が単なる占いではなく、国家の命運を分ける『兵術』であったことを示す決定的な証拠が、実は日本の歴史に刻まれています。大海人皇子が実際に動いた日時と方位の記録を読み解くと、その驚くべき的中率が見えてくるはずです。 👉 壬申の乱|歴史を動かした最高の方位術「奇門遁甲」の影響とは?
Q4. 九星気学や風水とどう違うのですか?
方位術は大きく分けると、環境を整える「静」の術と、自ら動いて運を掴む「動」の術の二つに分類されます。(前者は風水、後者が奇門遁甲と九星気学)
以下の比較表で、奇門遁甲・九星気学・風水のの主な違いを解説します。
| 比較 項目 | 奇門遁甲 | 九星気学 | 風水(理気) |
|---|---|---|---|
| 起源 | 古代中国の軍事兵法(戦術) | 明治時代に日本で再編 | 古代中国の環境学 |
| 吉凶 基準 | 方位そのものの吉凶 (万人共通) | 個人の生年月日(本命星)との相性 | 土地や建物の構造、配置、時期 |
| 主な目的 | 願望の達成と運気の向上 | 運勢の安定と向上 | 長期的な環境改善 |
| 必要な情報 | 時期と方位 | 時期・方位・生年月日 | 間取り・築年・生年月日 |
Q5.奇門遁甲にはどのような歴史や起源がありますか?
約5000年前の伝説の帝王・黄帝が授かった秘術とされています。
日本では西暦602年に伝えられ、前述の「壬申の乱」が実戦投入を証明する唯一の史実となっています。現代では、権力者の秘術が「人生を切り拓く開運術」へと発展しました。
Q6.吉方位へ行っても効果がない人がいるのはなぜ?
方位のエネルギーは共通ですが、受け取る人の「器(運勢)」が関わります。
- ケースA: 自身の運勢が停滞期(凶の状態)にあり、吉の気と反発している。
- ケースB: 全員に効果はありますが、芽吹く時期は個人のバイオリズムにより異なります。 効率よく運を掴むには、ご自身の器の状態を「命宮」で知り、「凶」の時を避けて動くのが賢明です。

ばんけい
方位のエネルギーを最大限に活かすためには、まず自分という『器』のコンディションを知ることが大切です。あなたが今、吉方位の力を100%受け取れる時期にいるのか。ご自身のバイオリズムをこちらから確認してみてくださいね。
👉 運勢のバイオリズムを読み解く!九星気学「命宮」で判断する方法
【カテゴリーB】「真の吉方位」を見極める判断基準
Q7. 吉方位はどうやって導き出すのですか?
奇門遁甲における吉方位の判断は、目的(引っ越し・旅行など)に合わせた「方位盤の選択」と、その盤に配置された「構成要素の解析」によって決まります。
目的(時間軸)に応じた方位盤の選択
奇門遁甲には、年盤・月盤・日盤・時盤の4種類の方位盤があります。一般的には以下のように使い分けます。
- 引っ越し(長期的影響):
主に「年盤」や「月盤」を使用します。 - 旅行・日帰り(短期的影響):
主に「日盤」や「時盤」を使用します。
方位盤を構成する「星」と「判断方法」
方位盤には、「八門」「八神」「九星」「十干(天盤・地盤)」といった多くの要素が配置されています。これらをどう読み解くかは、大きく分けて3つの手法があります。
➊ 点数法(合計点重視): 各要素を配点し、合計点数で良し悪しを決めるシンプルな手法。
➋ 吉格・凶格法(特定の組合せ): 特定のパターン(青竜返首など)が出現した際、強力な吉凶とみなす手法。
➌ 六十四卦法(易卦への変換): 盤の情報を「易経」の六十四卦に変換し、事象を深く読み解く手法。(※盤珪流が採用)
盤珪流独自の「二方面検証」:陰陽二元論に基づく厳格な判断
盤珪流奇門遁甲の最大の特徴は、「吉の視点」と「凶の視点」の両面から、それぞれ六十四卦を導き出す点にあります。
なぜ、二つの視点が必要なのでしょうか?
東洋占術の根幹には「陰陽二元論」という考え方があります。
世の中のすべては、光と影、男と女のように「相反する二つの要素」が揃って初めて一つの形を成します。
方位判断も同様です。片方の視点から「吉」と出ただけでは不十分です。
吉・凶両面からの厳しい検証をクリアした方位こそが、現実を変える力を持つ「本物の吉方位」となります。
Q8. 吉方位にはどんな種類(効果)がありますか?
Q7でご紹介した「3つの判断手法」ごとに、代表的な吉方位(吉格・吉卦)とその効果を解説します。ご自身の目的に合わせて、どのようなエネルギーを取りに行きたいかの参考にしてください。
➊ 点数法:特定の「要素(星)」が持つ吉作用
盤を構成する個々の要素そのものが強い吉運を持っているケースです。
- 休門: 安らぎ、結婚、家庭円満を象徴する大吉の門です。精神的な安定や良好な人間関係を望む時に適しています。
- 直符: 八神の長であり、最高権威や強力な助っ人を象徴します。困りごとへの助力や、周囲からの信頼を得たい時に有効です。
➋ 吉格・凶格法:複数の要素が重なって生まれる「強力なパワー」
特定の要素が組み合わさることで、単体の星よりもはるかに強い力を発揮するパターンです。
- 青竜返首: 奇門遁甲を代表する最高クラスの吉格です。滞っていた物事が一気に動き出し、劇的な好転や大きなチャンスをもたらします。
- 玉女守門: 喜び事や良縁を象徴する吉格です。古くから「玉の輿」の象意があるとされ、特に対人運や結婚運に強い影響を与えます。
➌ 六十四卦法:易のメッセージが示す「事象のテーマ」
盤を易の卦に変換し、より詳細な運気の流れを読み解く手法です(盤珪流が重視)。
- 火天大有: 「大いなる所有」を意味します。金運の向上はもちろん、これまでの努力が形となり、大きな収穫を得たい時に最適な吉卦です。
- 沢山咸: 「感応」を意味します。人と人との心が通い合うエネルギーに満ちているため、恋愛成就や良縁、信頼関係の構築に強い力を発揮します。
Q9.「大凶方位」とは具体的にどんな方位ですか?
「大凶方位」とは、その方位へ向かうことで、人生を狂わせるような致命的な災難、トラブル、損失を招くリスクが高い方位を指します。
Q8でご紹介した「吉方位」と同様に、盤珪流ではこれらを3つの判断手法に基づいて厳格に特定し、徹底的に排除します。
➊ 点数法:特定の「要素(星)」が持つ凶作用
その星が存在するだけで、負のエネルギーが強く働くとされるケースです。
- 死門: 八門の中で最も不吉とされる大凶の門です。「停止」「行き止まり」「別れ」を象徴し、物事が最悪の結末を迎えたり、再起不能なダメージを受けたりするリスクを暗示します。
- 螣蛇: 八神の一つで、執拗なトラブルや精神的な錯乱を象徴します。詐欺に遭う、予期せぬ言いがかりをつけられるなど、蛇に巻き付かれるような逃げ場のない不運を招くとされています。
➋ 吉格・凶格法:複数の要素が重なって生まれる「致命的な災い」
特定の要素が最悪の形で組み合わさったもので、個人の努力では抗えないような強力な破壊力を持っています。
- 白虎干格: 争い、怪我、病気、あるいは命に関わるような激しい災いをもたらす特に危険な組み合わせです。盤珪流では、どのような目的であってもこの方位への移動は厳禁としています。
- 六儀撃刑: 内部からの崩壊や他人からの強い妨害を象徴します。自分のミスだけでなく、予期せぬ「もらい事故」のような形で大きな損失を被るリスクを暗示しています。
➌ 六十四卦法:易のメッセージが示す「事象の破綻」
盤を易の卦に変換した際、出口のない苦難や衰退を意味する卦が出た方位です。
- 沢水困: 文字通り「困窮」を意味します。この方位へ動くと、資金繰りの悪化や精神的な行き詰まりなど、文字通り「八方塞がり」の状況に陥りやすくなります。
- 水山蹇: 前に険しい山、後ろに深い水がある「進退両難」の状態を意味します。どれほど努力しても報われず、時間と労力だけが削られていく苦難の道を暗示しています。
Q10. 流派によって解釈や吉凶は変わりますか?
はい、同じ方位であっても判断が「真逆」になることは珍しくありません。
奇門遁甲は古来より「一人一派」と言われるほど多様な理論が派生しており、方位の区切り方や吉凶の判断基準が流派ごとに大きく異なっているのが実情です。
流派選びで注意すべきポイント
「伝統」を宣伝文句にしている流派や、理論のみで実証が伴わない流派をやみくもに信じて行動するのは非常に危険です。
ある流派で「大吉」とされる場所が、別の流派では「大凶」であることも多々あるからです。
信頼できる流派を見極めるには
流派を選ぶ際は、以下の2点が重要です。
- 一貫した理論に基づき、数多くの「実証データ」による裏付けがあるか。
- その手法を実際に試してみて、自分自身の人生にポジティブな変化(効果)が現れるか。
盤珪流では、机上の空論ではなく、実際の事故や事件などの客観的事実と照らし合わせることで、その的中率を証明してきました。
最終的には、ご自身でその効果を確認し、信頼できると感じた「真の技術」を選択することが、開運への最も確実な道となります。
Q11. 吉方位へ行ったのに何も起きない…その原因と「偽術」の見分け方は?
せっかく吉方位へ動いたのに何の変化も体感できない場合、最大の原因は、活用した理論そのものが正確ではない「偽術」であった可能性が高いと言わざるを得ません。
「偽術」に惑わされないために
奇門遁甲はその歴史の中で多くの流派に分かれましたが、中には理論が不完全なまま伝わってしまったものや、肝心な部分が欠落しているものが少なくありません。
間違った設計図(方位盤)を元に動いても、期待するエネルギーを得ることはできないのです。
信頼できる流派を見分けるには
信頼できる流派かどうかを見分ける唯一の方法は、Q10で解説した通り、「客観的な実証データがあるか」、そして「実際に動いてみて、現実が想定通りの効果があるか」という一点に尽きます。
もし、今の方法で数回試しても全く手応えが得られないのであれば、一度立ち止まって、その理論の真偽を疑ってみる勇気も必要です。
正確な理論に基づく「真術」であれば、必ず何らかのポジティブな兆し(吉作用)を体感できるはずです。
Q12. 奇門遁甲の吉方位を自分で調べるのは難しいですか?
理論を学ぶこと自体は可能ですが、世の中に溢れる膨大な情報の「真偽」を個人で判断し、正確に使いこなすのは極めて困難です。

ばんけい
独学で奇門遁甲を極めるのが難しいのは、世の中に不完全な理論が混ざっているからです。私がいかにして『実証』を積み重ね、盤珪流という確かな技術を確立するに至ったのか。その歩みと理論の根幹を、こちらに詳しくまとめました。
👉 盤珪流奇門遁甲とは?その特徴と開運の仕組みを徹底解説
【カテゴリーC】吉方取りの実践・行動マニュアル
Q13. 距離はどれくらい移動する必要がありますか?
盤珪流では、吉方位の効果を確実に得るための基準として「自宅から50km以上」の移動を推奨しています。
これには、東洋哲学の根幹である「陰陽」の考え方に基づいた明確な理由があります。
方位術の根本には、「静(とどまる)」と「動(動く)」が交わることで初めて新たなエネルギーが生じるという法則があるからです。
「静」の状態: 自宅にとどまり、日常の安らぎの中にいること。
「動」の状態: 自宅を離れ、生活圏から物理的に距離を置く場所へ身を投じること。
方位の効果を得るためには、この「静」から「動」への切り替えが明確でなければなりません。
日常生活圏(およそ50km以内)での移動は、心身がまだ「日常(静)」の延長線上にあると認識されてしまう可能性があります。
50kmという境界線を越えることで、心身が初めて「動」の状態に切り替わったと感知し、その土地が持つ方位のエネルギーを最大限に吸収できるようになるのです。
この「陰陽のバランスと転換」こそが、開運を左右する重要な鍵となります。
Q14. どれくらい「滞在」すれば効果がありますか?
吉方位の効果を最大化するには、「移動距離 × 滞在時間」のバランスが非常に重要です。盤珪流が最も推奨するのは、「100〜200km圏内での一泊旅行」です。
その理由は、現代人特有のライフスタイルと「陰陽のバランス」にあります。
現代人は「動」に偏りすぎている:
通勤、通学、日々の外出など、現代人は常に自宅を離れて活動しており、意識せずとも「動」の状態が過剰になりがちです。
本来、方位のパワーを定着させるには、自宅で「静(とどまる)」の状態を保つ時間も等しく必要なのです。
一泊旅行が「最も効率的」な理由:
遠すぎる場所へ無理をして何泊もすると、「動」のエネルギーばかりが膨らみ、心身が疲弊してしまいます。 「一泊して現地の気を吸収し、翌日には帰宅して自宅で一日ゆっくり過ごす」 このリズムこそが、方位のエネルギーを自分の中に最も効率よく定着させ、陰陽のバランスを完璧に整える「黄金パターン」となります。
Q15. 距離が遠いほど、方位の効果は大きくなりますか?
理論上のエネルギー総量は距離に比例して増えますが、ここでも重要になるのが「陰陽のバランス」です。
旅行の場合:無理な遠出は逆効果になることも
移動距離が遠くなるほど「動」のエネルギーは大きくなりますが、それに見合うだけの「自宅で静かに過ごす(静)」の時間が必要になります。
現代人のライフスタイルを考慮すると、100km〜200km程度の距離が、日常生活に支障をきたさず、かつ十分な効果を得られる最もバランスの良い距離といえます。
これを超えて無理に遠方を目指しても、移動による疲弊が勝ってしまい、得られる効果の差はわずかなものになります。無理のない範囲で、確実な一歩を踏み出す方がはるかに効率的です。
引っ越しの場合:距離よりも「方位の作用」が支配的
引っ越しの場合は、その土地に根を張る時間が「年単位」と非常に長いため、旅行とは考え方が異なります。
実は、引っ越しにおいて移動距離はほとんど関係ありません。
恐ろしいことに、たとえ隣の家や目と鼻の先への移転であっても、方位の作用は確実に、そして強力に発生します。
「近いから大丈夫だろう」という油断が、思わぬ大凶を招くこともあるため、短距離の移動こそ細心の注意が必要です。
Q16. 引っ越しと旅行では、どちらが効果が大きいですか?
「引っ越し」の方が圧倒的に巨大です。
引っ越し:
年盤・月盤を使用(公転の力)。人生の土台を10年単位で変える。
旅行:
日盤・時盤を使用(自転の力)。数ヶ月単位の活力を得る。
Q17. 吉方位の効果は、いつから現れますか?
旅行・日帰り: 即効性があり、数日〜数週間で精神的な変化から現れます。
引っ越し: スケールが大きいため、目に見える有形的な変化には数年かかることもありますが、効果は長期持続します。

ばんけい
引っ越しの効果は一過性のものではなく、年単位でじわじわと、しかし確実に人生の土台を書き換えていきます。数多くの鑑定実例から見えてきた『運気が変化する具体的なタイミング』について、こちらで詳しくお話ししています。」
👉 【盤珪流が解明】引越しの吉方位効果はいつ現れる?運気変化の法則
Q18. 目的地は、温泉や神社でなくても良いですか?
はい、場所の属性は問いません。
奇門遁甲は「いつ、どの方位に進軍するか」を問う兵術。ご自身がリラックスできる場所であれば、カフェでも公園でも構いません。
Q19. 目的地に着いたら、何をすれば良いですか?
現地での過ごし方に、宗教的な儀式や特別なルールは必要ありません。その土地の空気を楽しみ、リラックスして過ごしていただくのが一番です。
ただし、盤珪流として一つだけ「控えていただきたいこと」があります。
それは、山登りや乗船などの「大きな上下運動」を伴うレジャーです。
なぜ「上下運動」を控えるべきなのか
これには、方位のエネルギーを維持するための重要な理由があります。
- 「移動の起点」が変わるリスク:
吉方位旅行という「水平移動」の最中に、登山や激しい起伏を伴う「垂直移動」が加わると、方位を感知するスイッチが再設定(リセット)されてしまうことがあります。 - 吉方位が「凶方位」に変わる恐れ:
スイッチがリセットされると、方位の起点が「自宅」から「その目的地」へと切り替わってしまいます。すると、本来の吉方位の力が失われるだけでなく、その場から見た別の方位の作用(凶方位など)を受けてしまう可能性が出てくるのです。
せっかくの吉方位の気を真っ直ぐに受け取るためにも、現地では激しい高低差のある移動は避け、ゆったりと過ごされることをおすすめします。
Q20. 吉方取りは、どのくらいの頻度で行うのが理想ですか?
盤珪流では、「1〜2ヶ月に1回程度」の頻度を理想としています。
意外に思われるかもしれませんが、吉方位へは「行けば行くほど良い」というわけではありません。
ここでも重要になるのが、Q13からお伝えしている「動」と「静」のバランスです。
頻繁すぎる移動が「非効率」な理由
吉方位へ移動して「動」のエネルギーを吸収した後は、自宅にとどまるという「静」の状態で、その気をじっくりと自分の運命に定着させる時間が必要です。
あまりに頻繁に旅行を繰り返すと、常に「動」の状態が続いてしまい、せっかく取り込んだ吉運が根づく暇がありません。これでは、エネルギーをただ素通りさせているようなもので、非常に非効率です。
「質の高い一回」を大切にする
1〜2ヶ月に一度、自分に最適な吉方位を厳選し、その効果を自宅でゆっくりと熟成させる。このサイクルを守ることで、一つひとつの吉方取りが確実な手応えとなり、人生をより良い方向へと導いてくれます。
Q21. 出発時間と到着時間、どちらが基準ですか?
「出発時間(玄関を出る時間)」が唯一の基準です。
道中の安全や吉凶は、動き出した瞬間に決まります。
「到着基準」は兵術としての安全管理を軽視する危険な考え方です。
Q22. 途中で休憩のために寄るのはOKですか?
出発から吉時間の「最初の2時間」は、休憩せずに移動し続けることを強く推奨します。
これには、奇門遁甲における「移動の起点」を確定させるための、非常に重要な理由があります。
「出発スイッチ」を完全に押し切る
出発してから最初の2時間は、自宅から目的地へ向かうための「出発スイッチ」を完全に押し切るための加速時間です。この間の行動が、その後の運気を左右します。
- 2時間以内の休憩(リスク): スイッチが完全に入る前に立ち止まると、その瞬間に「次の時間帯」のスイッチが入ってしまう可能性が生じます。
もし次の時間帯が「凶」であれば、知らず知らずのうちに凶方位へ向かうことになりかねません。 - 理想的な過ごし方: 吉時間の2時間が経過するまでは、脇目も振らず一気に距離を稼ぐことに集中してください。
休憩をとるタイミング
目的地へ向かう途中で食事や休憩をとりたい場合は、出発から2時間が経過した後であれば全く問題ありません。
その時点ですでに「出発スイッチ」は確定しており、その後どこで一休みしても、自宅から目的地へと向かう吉方位のエネルギーが途切れることはありません。
まずは最初の2時間、しっかりと「動」の勢いをつけてから、ゆとりを持って旅を楽しんでください。
Q23. 移動手段(新幹線・飛行機)は、吉凶に影響しますか?
はい、移動手段によって「出発スイッチ」が入るタイミングが異なります。
新幹線や飛行機などの高速移動は、移動速度が極めて非日常的であるため、乗車や離陸をした瞬間に「出発の起点」が自宅から駅・空港へと再設定(リセット)されてしまいます。
これは、多くの鑑定実例によって裏付けられている盤珪流の重要な法則です。
移動手段に応じて、以下のタイミングが吉時間(出発時刻)に含まれるよう計画を立ててください。
車・在来線(日常的な速度):
「自宅を出発した時間」が基準
新幹線・飛行機(非日常的な速度):
「新幹線が発車した時間」または「飛行機が離陸した時間」が基準
Q24. 海外への旅行も対象になりますか?
はい、距離が長いため非常に強力なエネルギーを得られます。基本は「日盤」で判断します。
ただし、Q23の通り、高速移動を伴うため、飛行機搭乗中の間は、「離陸時の時盤」の影響を受けるので注意が必要です。

ばんけい
海外旅行は移動距離が長いため、国内旅行以上に強力な開運のチャンスとなります。ただし、海を越える移動には特有の判断ルールや注意点も存在します。せっかくの長旅を最高の吉方取りにするために、ぜひこちらの極意を確認してください。
👉 【盤珪流】海外吉方位旅行の極意:方位判断と注意点
【カテゴリーD】さらに深く知るための応用と専門用語
Q25. 仕事や商談でも応用できますか?
「勝利の戦術」として応用可能です。
商談日当日の移動だけでなく、「数日前に相手の方位へ吉方取り」をして事前に吉のエネルギーを取り込んでおくことで、当日の交渉力が格段に高まります(Q21・Q23のルールを併用)。
Q26. ビジネス上の意思決定にどう活用できますか?
迷う決断を迫られた際、吉方取りを行うことで「判断の質」を高められます。
運気が整うと「天に口なし、人を以て言わしむ」の通り、必要な情報が周囲から集まり、最適な答えを見つけられる状態になります。
Q27. 結婚や恋愛運も上げられますか?
出会いを求める
最も作用が強い「引っ越し(Q16)」が効果的です。
関係を進展させる
パートナーが住む方位へ「吉方取り」を行います。
また、自身の命宮に四緑木星や七赤金星が巡る時期(特に年)に積極的に動くのが秘訣です。
Q28. 「時の作用(時間)」とは何ですか?
奇門遁甲には、方位移動による開運だけでなく、特定の出来事が起きた「瞬間」の方位盤(時盤)から未来を予測する、「卜占」としての活用法があります。
強力な意思決定ツールとして
「このビジネスの話に乗るべきか?」「この投資は成功するか?」など、迷いが生じた瞬間の「時」を切り取り、その吉凶を読み解くことで、進むべきか退くべきかの明確な判断基準を得ることができます。
自分の意志だけでは見極められない運気の流れを知る、究極の意思決定ツールとなります。
歴史に裏打ちされた「秘伝」の側面
実は、現存する奇門遁甲の最古の原典は、そのほとんどが「卜占」に関する記述で占められています。
一方で、私たちが活用している「方位術」としての奇門遁甲は、歴史の表舞台に出ることはなく、長らく「一子相伝」や「口伝」として限られた者だけに受け継がれてきたと言われています。
Q29. 奇門遁甲の盤の「八門(はちもん)」とは何ですか?【意味と吉凶】
奇門遁甲の盤において、方位の吉凶を判断する最も重要な要素の一つが「八門」です。
八門は、人間が行動を起こした際に出会う「状況」や「結果のテーマ」を象徴しており、実生活への影響が最も顕著に現れる要素とされています。
八門の種類と象徴するテーマ一覧
| 門の名称 | 吉凶の分類 | 象徴する意味・テーマ |
|---|---|---|
| 開門 | 大吉門 | 開拓、出発、新しい事業、営業、求職。最も万能な吉門 |
| 休門 | 大吉門 | 休息、安らぎ、結婚、定住、交渉、レジャー |
| 生門 | 大吉門 | 生育、増殖、金銭、財産、投資、健康。特に金運に強い。 |
| 傷門 | 凶門 | 傷害、争い、狩猟、捕獲、乗り物、競争。軍事やスポーツには吉 |
| 杜門 | 平門/小吉門 | 隠遁、閉鎖、技術開発、守り、秘密の計画。他との関わりを避けたい時に良い |
| 景門 | 平門/小凶門 | 景色、文書、広報、情報伝達、知恵。火災や訴訟の象意もあるため注意 |
| 死門 | 大凶門 | 死亡、終わり、停止、埋葬、不動産取引、宗教 |
| 驚門 | 凶門 | 驚き、訴訟、争い、喧嘩、不安、口論。交渉や弁論には一応吉 |
吉方位選びの基本ルール
一般的に、八門は方位判断の「要」です。
- 三大吉門を狙う: 移転や旅行で全般的な開運を狙うなら、「開門・休門・生門」のいずれかが配された方位を選ぶのが定石です。
- 目的に合わせる: 金運なら「生門」、関係改善なら「休門」というように、目的に応じた門を選定します。
- 大凶門を避ける: 特に「死門」や「驚門」の方位は、予期せぬ損失を招きやすいため、特別な理由がない限り回避すべきです。
凶門は避ける
Q30.奇門遁甲の盤の「八神」とは何ですか?【意味と吉凶】
八神は、方位に漂う「運気の質」や「目に見えない助力(天の助け)」などを示す要素です。
八門が「現実的な結果」を表すのに対し、八神はその過程で受ける「精神的な影響や環境の雰囲気」を象徴します。
八神の種類と運気の傾向一覧
| 神名 | 吉凶の分類 | 象徴する意味 |
|---|---|---|
| 直符 | 大吉 | 統率者、指導者、最高権威。頭領、総大将を象徴 |
| 騰蛇 | 小凶〜凶 | 執着、疑い、変化、怪しい事、長引く事 |
| 太陰 | 大吉 | 隠密、秘密、助力者、計画、相談、静かさ。女性の助力 |
| 六合 | 中吉 | 協調、調和、縁談、契約、仲介、隠れ場所、和合 |
| 勾陳 | 小凶〜凶 | 争い、訴訟、遅延、妨害、頑固。または土木工事 |
| 朱雀 | 小凶 | 文書、口舌、訴訟、情報、通信。別名「白虎」 |
| 九地 | 中吉 | 安定、長久、不動、蓄積、大地。動きが緩やかになる |
| 九天 | 大吉 | 積極性、発展、遠方、高所、動き、迅速 |

ばんけい
理論を知ることは大切ですが、奇門遁甲の真の価値は、実際に動いて『現実が変わる瞬間』を体感することにあります。『いつ、どの方位へ、どのように動けばいいのか?』。
盤珪流が大切にしている実証主義に基づいた具体的な実践ステップを、こちらのガイドマップで詳しく解説しています。机上の空論ではない、本物の開運体験をここから始めてみませんか?
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「不確実な吉」よりも「確実な避凶」。盤珪流の極意をまとめた保存版の記事です。
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