方位鑑定とは、ご相談者の人生の舵取りを左右する「真剣勝負」であると私は考えています。
盤珪流奇門遁甲は、世間一般の九星気学や他流派とは、その論理体系も導き出される結論も大きく異なります。時には、他で「吉」とされる方位が、盤珪流では「凶」と出ることも珍しくありません。
ここで、私には一つの信念があります。 「鑑定士が提示する論理に、お客様が心底納得し、これこそが自分の指針だと確信できなければ、鑑定には1円の価値もない」ということです。
そのため、私は鑑定料を「後払い」という形式にしています。
単に鑑定結果をお伝えするだけでなく、私の論理的背景に心からご納得いただき、『このアドバイスに従って引越しをする』とお客様が決意された時。
その決意の瞬間に、私ははじめて鑑定料をいただく資格があると考えています。これが私の鑑定士としての『覚悟』の形です。
■ 過去に一度だけあった「例外」の話
かつて、ある50代の女性から鑑定の依頼を受けました。大学講師を務めておられましたが、契約を打ち切られ、当時は失業して経済的に非常に困難な状況にいらっしゃいました。
「今は支払えないが、どうしても鑑定を受けたい」という切実な願いでした。
本来、私は鑑定料の値下げ交渉には一切応じておりません。私の提示する論理と時間に、その対価に見合う価値があると自負しているからです。
しかし、その方の「人生を好転させたい」という真摯な熱意に触れたとき、私はこうお伝えしました。
「金額も支払い時期も、すべてお客様にお任せします」と。
それから15ヶ月後、再就職を果たされたその方から、10万円という満額の鑑定料が届けられました。
■ 信頼関係という「方位」
この経験は、私にとっても大きな宝物となりました。
盤珪流の論理を真摯に求め、人生をより良くしたいと願う方と、私も真正面から向き合いたい。
だからこそ、安易な値下げや「情報のつまみ食い」を目的とした方には、私の鑑定は必要ないと考えています。
鑑定とは、鑑定士とお客様の「信頼関係」のうえに成り立つものです。
論理の正当性を追求し続ける盤珪流の矜持として、そして一人の人間としての誠実さを大切に、これからもこの姿勢を貫いてまいります。


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