公開日:2022年6月16日 更新日:2026年1月11日
東洋占術において「五行(木火土金水)」は、あまりに有名な概念です。
多くの流派がこの五行の相生相剋をもって吉凶を論じますが、実はここに現代の方位術が「当たらない」最大の落とし穴が潜んでいます。
盤珪流奇門遁甲では、五行説による吉凶判断を採用しません。
なぜ、東洋思想の根幹とも言える五行説に頼らないのか。その理論的な欠点と、真の吉凶を見抜くための「易(六十四卦)」の優位性を解説します。
奇門遁甲の成立は「五行説」よりも遥かに古い
まず、歴史的な時系列を確認する必要があります。
五行説の確立:
紀元前300年頃(戦国時代の思想家・騶衍による)
奇門遁甲の起源:
紀元前2500年頃(黄帝が天帝から授かったとされる伝説の時代)
歴史が示す事実は一つです。
奇門遁甲は、五行説が誕生するより2000年以上も前から存在していました。
つまり、奇門遁甲の純粋なオリジナルの理論体系には、五行説は組み込まれていなかったのです。
後世、五行説が流行したことで無理やり接合されたのが現代の多くの流派ですが、盤珪流はあえてこの「不純物」を取り除き、原典の物理的なエネルギー理論を追求しています。
五行では「現代の万物」を表現しきれない
五行説は「万物は五つの要素でできている」と説きますが、この分類法には現代において致命的な欠陥があります。
例えば、現代社会のインフラである「電気」や「磁気」。
これらは木・火・土・金・水のどこに分類すべきでしょうか?
「火」や「金」に無理やり当てはめる解説も見受けられますが、それはあくまで比喩に過ぎません。
一方、易の八卦における「震(雷)」は、まさに電気現象そのものを指し、エネルギーの動的な性質を的確に表現しています。
五行という「素材」の分類では捉えきれない物理現象が、世界には存在するのです。
五行説は「相性」であり「吉凶」ではない
ここが最も重要な指摘です。五行説の本質は、二つの要素間の関係性を示す「相性判断」にあります。
五行:
「AがBを助ける(相生)」「AがBを剋す(相剋)」という相対的な関係。
吉凶:
その対象が単独で「何を得るか、何を失うか」という絶対的な結果。
儒教の経典である『易経』には、「吉凶とは失得(しっとく)なり」と記されています。
つまり、吉凶とは「何かを得るか、失うか」という、対象一つで成立する単独の判断です。「あの人は運が良い(吉の人だ)」と判定する際、必ずしも比較対象は必要ありません。
相性(相対評価)を無理やり吉凶(絶対評価)に読み替えている点に、五行判断の限界があるのです。
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まとめ:盤珪流が「易」を主軸に置く物理的根拠
五行説という比喩的なフィルタを通すと、方位が持つ生々しい物理エネルギーの正体は見えなくなります。
盤珪流奇門遁甲が「六十四卦」を用いるのは、それが単なる性格診断や相性占いではなく、「その方位へ動くことで、具体的に何を得て何を失うのか」を物理的に算出できる唯一の理論だからです。
五行の「限界」を超え、実例によって証明された「真の吉凶」を手にすることが、開運への最短距離となります。

ばんけい
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