方位術を実践する際、自分の運気の良い時期・悪い時期を見極めることは非常に重要です。
なぜなら、たとえ吉方位へ移動したとしても、運気が低調な時期には、吉方位の良い効果を十分に得られない可能性があるからです。
この記事では、まずなぜ人の運命に好不調の波が生じるのかという根本的なメカニズムを解説します。
その上で、私の長年の経験で最も効果的だと感じる、九星気学の傾斜法を応用した主運のタイプ「命宮」を使った、運気バイオリズムの具体的な判断方法を解説していきます。
この記事を読むことで、あなたの運の波を具体的に判断できるようになり、吉方位旅行や人生の重要な決断をいつ下すべきか、そのタイミングを見極める手助けとなるでしょう。
人も宇宙も、すべては「波動」でできている
宇宙のすべての物質は、絶えず振動する「素粒子」でできています。
この振動が「波動」です。
私たち人間もまた、素粒子でできているため、一人ひとりが固有の波動を持っています。
この波動こそが、その人の運命に影響を与えると考えられています。
運命を左右する2つの「波動」
私たちの運命の波は、主に以下の2つの波動の影響を受けていると考えられます。
先天的固有波動(生まれ持った波動)
私たちが生まれた瞬間に与えられる、一生変わることのない固有の波動です。
九星気学では、これを「命宮」や「本命星(生年九星)」が示すエネルギーと捉えます。この波動が、その人の基本的な運命の流れ、つまり「命運」を決定づけるのです。
周期性経年波動(時間とともに変化する波動)
これは、時間とともに変化する波動です。1年、1ヶ月、1日といった時の流れや、九星気学の「後天定位」が示す宇宙の運行によって刻々と変化しています。
この波動が、その時々の運気の流れ、つまり運勢のバイオリズムを生み出します。
運命に好不調の波が生じる理由
運気に波が生じる理由は、この2つの波動が「共鳴」することで起こります。
共鳴とは、特定の周波数の波動が一致したときに、その力が強まる現象です。
運が良いとき(好調期)
自分の「先天的固有波動」と、その時の「周期性経年波動」が調和している状態です。
この時期はチャンスが巡ってきやすく、物事がスムーズに進みます。
運が悪いとき(不調期)
自分の「先天的固有波動」と、その時の「周期性経年波動」がズレている状態です。
思うように物事が進まなかったり、予期せぬトラブルが起こりやすくなります。
この運の波をうまく活用するためには、「今がどのような運気の流れなのか」を知ることが大切です。
主運を示す「命宮」とは?その意味と特徴
九星気学は、運勢のバイオリズムを読み解くためのツールとして非常に有効です。
ここでは、あなたの主運を示す「命宮」について解説します。
命宮の定義と簡単な出し方
💡 命宮(めいきゅう)とは?
「生まれ月の九星盤で、生まれ年の九星が入る宮(方位)」を指し、それがその人の主運を示します。
命宮は、坎(かん/北)、坤(こん/南西)、震(しん/東)、巽(そん/東南)、中(中央)、乾(けん/北西)、兌(だ/西)、離(り/南)の9つのタイプに分類されます。
あなたの命宮は、以下の手順で簡単に調べることができます。
暦でご自身の「生年の九星」を調べます。
次に「生月の九星」を調べます。
最後に、以下の「命宮表」を参照して、あなたの命宮を確認してください。

命宮別の特徴と自己認識
それぞれの命宮には、特有の性格、才能、運勢の傾向があります。以下の「命宮特徴表」で、あなたの命宮が示す特徴をご覧ください。
💡命宮特徴表
命 宮 | 主な特徴 |
---|---|
離 宮 | 親縁・夫縁が薄い傾向、働き者 |
巽 宮 | 動植物好き、子縁が薄い傾向 |
震 宮 | じっとしていられない、スポーツ・自動車好き |
艮 宮 | 宗教や占いに関心をもつ傾向、欲深い |
坤 宮 | おだやか、職業が安定しない傾向、倹約傾向が強い |
兌 宮 | 整理整頓できる、短気な面がある、食べ物にこだわる傾向 |
乾 宮 | 長に向く、自説を通す傾向、女性は結婚が遅くなりがち |
坎 宮 | 頑固な性格、妻縁が薄い傾向 |
中 宮 | 身宮(生日盤で生年九宮が入る宮)を命宮と代替 |
【補足】命宮が一致しないと感じたら
命宮は生年月日通りに決まるのが基本ですが、人によっては、ご自身の感覚と命宮の特徴が異なる場合があります。
もしそう感じたら、他の命宮の特徴も確認し、ご自身に最も合っていると感じる命宮を探してみてください。
経験上、このようなケースでは、両親のどちらかの命宮と同じであることが多いです。
命宮の具体的な活用法:運気の流れを掴む
命宮を理解することは、あなたの運気のバイオリズムを把握し、人生の重要な局面でより良い選択をするための羅針盤となります。
運気が低調な時期を知る
運気が低調な時期とは、「自分の命宮が「五黄殺」または「暗剣殺」に当たる年や月」が該当します。
これらの方位は、どの占術においても大凶方位とされ、避けるべき時期・方位とされています。
運気が低調な時期の行動スタンス
運気が悪い時期は、「転居」「転職」「結婚」「不動産購入」など、長期に関わる事や金額の大きい事柄は極力避けてください。
この時期は、現状維持に努めるのが賢明です。
易経(えききょう)に『同声相応じ同気相求む』という言葉があります。
これは「同じもの同士が引き寄せ合う」という意味です。
運気が良い時は吉を、運気が悪い時は凶を引き寄せやすくなります。
運気が低調な時期は、自分が「凶の状態」にあるため、良くない出来事を引き寄せやすいのです。
運気が低調でない時期の行動スタンス
運気が低調でない時期は、積極的に行動して構いません。
この時期は、あなたの命宮に入る九星の象意が出やすくなります。以下の「九星ごとの象意一覧表」を参考に、ご自身の特性を活かした行動を意識してみてください。
💡九星ごとの象意一覧表
九星 | 象意 |
---|---|
一白 | コツコツと下積みの努力を |
二黒 | 平穏 |
三碧 | 動き回る |
四緑 | 恋愛・結婚 |
六白 | 大きく活動する |
七赤 | 恋愛・結婚、出費多い |
八白 | 転職など変化しやすい |
九紫 | 出会いや別れがある、順調 |
相性・適職診断への活用
命宮は、人間関係や適職を知る上でも重要な指針となります。
相性診断
ご自身の命宮と相手の命宮を「命宮相性表」で確認してください。
相性の良い関係は、お互いに運勢が向上する相乗効果が期待できます。
結婚相手や事業のパートナー選びの参考にしてください。
≪命宮相性表≫
離宮 | 巽宮 | 震宮 | 艮宮 | 坤宮 | 兌宮 | 乾宮 | 坎宮 | 中宮 | |
離宮 | × | ● | ◎ | 〇 | 〇 | ● | ● | × | |
巽宮 | ● | × | ● | 〇 | ◎ | × | ◎ | 〇 | |
震宮 | ◎ | ● | × | 〇 | × | × | ● | 〇 | |
艮宮 | 〇 | × | ● | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ||
坤宮 | 〇 | 〇 | ● | × | 〇 | ◎ | |||
兌宮 | ● | ◎ | × | × | ● | ◎ | 〇 | ||
乾宮 | ● | × | × | 〇 | ● | × | ● | 〇 | |
坎宮 | × | ◎ | ● | 〇 | 〇 | ◎ | ● | × | |
中宮 | ○ | 〇 | ◎ | ◎ | ○ | ○ | × |
適職診断
あなたの命宮が示す才能や傾向は、適職を知る上で役立ちます。
「命宮別適職表」を参考に、就職や転職の際に活かしてください。
≪命宮別適職表≫
命 宮 | 主な適職 |
---|---|
離 宮 | 作家、弁護士、芸術家、美容・ファッション関係 |
巽 宮 | 医者・獣医、貿易、商売全般 |
震 宮 | スポーツ選手、運輸関係、歌手・アナウンサーなど声を出すのに向く |
艮 宮 | 不動産業、建築、工業、宗教、占い師 |
坤 宮 | 不動産、公務員・会社員など堅実な職業 |
兌 宮 | 飲食業、清掃業、講師、娯楽関係 |
乾 宮 | 政治家、教師、作家 |
坎 宮 | 芸能指向、音楽(特に楽器を使う職業や作曲家) |
中 宮 | 身宮(生日盤で生年九宮が入る宮)=命宮 |
まとめ
人はそれぞれ「生まれ持った波動」を持っており、この波動と時間とともに変化する「時の波動」が共鳴**することで、運命の波が生じる。
九星気学を応用した「命宮」は、この運の波(バイオリズム)を読み解くための重要なツールである。
自分の運気の好調期と不調期を理解し、それに合わせて賢く行動することが、運を味方につける鍵となる。
運気の流れを理解し、それに合わせて賢く行動することで、あなたの人生はより良い方向へ進んでいくでしょう。
執筆者:方位鑑定士ばんけい(ばんけい)