易は一般的に「胡散臭い」イメージですが、実際には、準科学と言われノーベル物理学受賞者など科学者が研究する分野です。易は森羅万象を最少の文字数で表せるツールで、「時間や空間に組み込まれている情報」を引き出すのに大いに役立ちます。ここでは、易の占例を解説し、易の妙味を少しでもお伝えできればと考えています。
占事
以前、雪崩が発生し、複数の若い男性が死亡するという痛ましい事故がありました。
立卦
無筮立卦(筮竹など物を使わず占う)にて易と立てると、
「沢山咸 5爻変」
とでました。
易卦解釈
「沢山咸」は、若い男性(山(☶))が若い女性(沢(☱))にアプローチする形で、一般的に「恋愛」の意になります。
まず「雪」は八卦の中のどれにあたるのかを考えます。
雪は、水(☵)が固まる(陽化)状態なので、、水(☵)の下の陰爻を陽爻に変えます。
そうすると沢(☱)になります。沢を雪と解釈します。
沢を雪と解釈すると、「沢山咸」は山に雪が積もっている形になります。
5爻変は、山に降り積もった雪が崩れる(陽爻→陰爻)形で、雪崩と解釈できます。
犠牲者は若い男性(山(☶))でした。
(参考)六十四卦解説サイト「易経ネット」
盤珪
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盤珪(ばんけい) プロフィール