占術は、四柱推命や九星気学など時間を使う占術とタロットカードや手相など時間を使わない占術があります。
時間を基に判断する占術は、移動時を用いる方位占術と生時を用いる運命占術があります。前者は兵法として利用されてきた背景から本物の術を知るのは難しいです。後者は考慮する要素が多く判断が難しいです。この点について詳しく解説します。
方位占術は知り難い
方位占術の最高峰「奇門遁甲」は、元々、軍事戦略立案のための占術なので、皇帝や軍師しか使用することが許されておらず、他の者は学ぶことが禁止されていました、このような歴史的背景から、わたしたちが本物の奇門遁甲を知る者に巡り合うことは極めて稀であると言われています。
本物を知る方法は、実践研究して自得する以外にないと言ってよいでしょう。しかし自得には極めて長期の時間を要しますし、必ずしも自得できるとは限りません。
方位占術の本物を知ることは本当に難しいと言えます。
運命占術は判断し難い
方位占術は、基本的に年盤、月盤、日盤、時盤の四盤の中から用途に応じてひとつの盤を選択し、その盤の中のひとつの方位を見て判断すればよいですが、四柱推命などの運命占術は、出生時の年月日時の四盤すべての各々9方位をすべて見て判断する必要があります。
そのうえ、刻々と変わる年月日時の四盤の影響もその都度考慮する必要があるので、判断は極めて難しいと言えます。
ただ、運命占術の場合、的中しているかどうかその場で相談者に確認できるので、データの蓄積が容易であり、長年経験を積めば、正しい判断ができるようになるでしょう。
盤珪
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盤珪(ばんけい) プロフィール