吉方位に転居した場合、その効果が現れ始めるのは通常3~4年後です。
この間、自分が本当に吉方位に転居できたのか不安になることもあるでしょう。
そこで、転居後に吉方位への移動が成功したかを確認する方法を紹介します。
吉方位転居による兆候
吉方位に転居すると、体内の悪い気(凶)が徐々に排出され、代わりに良い気(吉)が体内に蓄積されていきます。
この過程で「凶出し」または「毒出し」と呼ばれる兆候が現れます。
これが見られたら、吉方位に転居できたと考えてよいでしょう。
身体に現れる兆候
高熱、発汗、下痢、鼻血、湿疹などの症状が急に現れることがあります。
時には救急車を呼ぶような症状が出ることもありますが、数日で自然に回復します。
もし回復しない場合は、凶出しではありません。
この兆候が現れる時期は人によって異なり、早い人では数か月後、遅い場合は1〜3年後です。
一般的に、男性の方が女性より早く凶出しが現れることが多いです。
また、過去に凶方位に引っ越したことがある人や悪い時期に増改築を行った人は、凶の毒が多く、凶出しが強く長引く傾向にあります。
交友関係や仕事の変化
吉方位に転居して1〜3年が経つと、運気が上がり、以前の同僚や友人の中に付き合いが減る人が出てくることがあります。
その代わり、より運気の高い人たちと新たに関係を築くことが多くなります。
また、転勤や転職といった仕事の変化が起こることもあります。
前向きな試練
転居後3〜4年が経過すると、吉方位効果を得る前に必ず「前向きな試練」がやってきます。
この試練を乗り越えることで、開運し、吉方位の恩恵を受けることができます。
分かりやすい例として、プロ野球の2軍選手を想定します。
吉方位に転居すると、1軍に昇格してチャンスを得ます。
しかし、1軍で活躍するためには相応の努力が必要で、この努力が前向きな試練です。
吉方位なら、この試練を乗り越えることで成功を手にすることができます。
凶方位に転居した場合の兆候
もし凶方位に転居してしまうと、以下のような兆候が現れます。
この兆候が見られたら、凶方位に転居した可能性が高いです。
意欲や気力の減退
転居後、明らかにやる気や元気がなくなり、仕事や勉強に対する意欲が減少します。
判断ミスや考え方の悪化
判断ミスが増え、消極的、悲観的になりやすくなります。
また、周囲とのトラブルが増えることもあります。
交友関係の悪化
以前の友人関係が薄れ、逆にレベルの低い人たちや不良と新たに付き合うようになります。
不運な出来事
事故や大怪我、投資損失、詐欺被害など、不運な出来事が増える傾向にあります。
凶方位転居の対処法
もし転居して、凶方位の兆候が現れ始めてしまった場合、その対処法は以下の通りです。
最悪の凶方位を避けて転居
年盤や月盤で「暗剣殺」や「五黄殺」と呼ばれる最悪の方位を避けて転居することが大切です。
方位術は元々兵法として秘密にされていたため、真の伝統を受け継いでいる占い師は非常に少ないです。
鑑定で吉方位とされていても、それが「本当の吉方位」とは限りません。
まず優先すべきは、最も悪い方位を避けて転居することです。
速やかに吉方位に転居
最も効果的な対処法は、早急に別の場所へ吉方位で転居することです。
また、1年間ほど別の場所に住んでから吉方位で戻るという方法もあります。
ただし、真の吉方位に転居するためには、信頼できる占い師を見つけることが必要です。
伝統ある流派だからといって、必ずしも真実の方位術を持っているとは限りません。
信頼できる基準は、数多くの事例を通して、方位の吉凶を正しく判断できるかどうかです。
そうした確かな方位術を持つ占い師を見つけるのが最も確実な方法と言えるでしょう。
方位鑑定士
盤珪(ばんけい)
プロフィール