方位術「奇門遁甲」を使って過去の事件や事故を検証するシリーズです。奇門遁甲には多くの流派がありますが、検証に用いるのは「40年の実践研究と実例検証に基づき独自に体系化した易系奇門遁甲(盤珪流奇門遁甲)です。今回はリーフデ号の豊後国漂着を取り上げます。
検証する事象
1598年6月24日に母港オランダのロッテルダムから出航。初めは5隻の船団であったが、マゼラン海峡通過後の太平洋、悪天候などにより離散。太平洋に入りチリ南部沖で旗艦のホープ号と合流して日本を目指すも、航海中にホープ号は沈没、再び単独での航海となった。出航時の乗組員は110人ほどいたが、日本に到達した1600年4月19日の生存者はわずかに24名だった。生存者の中でも立つことが出来たのは6人のみで、重傷者が多く翌日に3人が死亡したという。翌年中までに更に7人が死亡し、最終的な生存者は14人となった。(ウィキペディアより抜粋)
1598年6月、北東(オランダからみた日本の方位)の出発月で判断
検証に用いる盤珪流奇門遁甲について
盤珪流奇門遁甲は、数多くの流派のやり方を参考に、40年の実践研究と実例検証に基づき、独自に体系化した易系奇門遁甲です。
盤珪流奇門遁甲の最大の特徴は、易の六十四卦を無筮立卦(むぜいりっか)で3通り出して、それらを総合的に判断することです。
六十四卦は「天」「地」「人」の3通りを出します。
「天」の六十四卦は、事故や事件などの凶や自然を判断するのに適しています。
「地」の六十四卦は、人と地域・環境との関係を判断するのに適しています。
「人」の六十四卦は、恋愛、協力など人と人との関係を判断するのに適しています。
占事によって重視するウェイトが変わります。
例えば、転居は「天地人」を総合的に判断しますが、着工は「天地」を、個人は「地人」を重視します。事件・事故を検証する場合は「天」を重視します。
検証結果
最後までお読みいただきありがとうございました。
盤珪(ばんけい) プロフィール