方位術「奇門遁甲」を使って過去の事件・事故、実践例を検証するシリーズです。奇門遁甲には多くの流派がありますが、検証に用いるのは「40年の実践研究と実例検証に基づき独自に体系化した易系奇門遁甲(盤珪流奇門遁甲)です。今回は、風水師黒門氏が著作『全伝奇門遁甲上巻』で取り上げている実践出張例を検証します。
黒門氏の実践例
2001年戊午陰9局の日に福岡から東京に1週間ほど出張。このときの出張がきっかけになり『活盤奇門遁甲精義』を出版することが決まり、また@Niftyで占いコンテンツをリリースすることになった。吉凶判断は大吉方位。(以上、黒門氏著作『全伝奇門遁甲上巻』の159~160頁より抜粋)
なお、黒門氏は、奇門遁甲の構成要素(十干、九星、八門、八神など)を個別採点しその合計点で吉凶を判断する方法で採用しています。
1週間の出張なので、時盤ではなく日盤を用いることになります。
2001年戊午陰9局の日とは、2001年8月23日になりますので、2001年8月23日、東(福岡から東京の方位)の出張で判断します。
検証に用いる盤珪流奇門遁甲について
盤珪流奇門遁甲は、数多くの流派のやり方を参考に、40年の実践研究と実例検証に基づき、独自に体系化した易系奇門遁甲です。
盤珪流奇門遁甲の最大の特徴は、易の六十四卦を無筮立卦で3通り出して、それらを総合的に判断することです。
六十四卦は「天」「地」「人」の3通りを出します。
「天」の六十四卦は、事故や事件などの凶や自然を判断するのに適しています。
「地」の六十四卦は、人と地域・環境との関係を判断するのに適しています。
「人」の六十四卦は、恋愛、協力など人と人との関係を判断するのに適しています。
占事によって重視するウェイトが変わります。
例えば、転居は「天地人」を総合的に判断しますが、着工は「天地」を、個人は「地人」を重視します。事件・事故を検証する場合は「天」を重視します。
検証結果
出版や占いサイトコンテンツのリリースという吉方位効果は、「大勢の人にとって有益になることが始まる」という卦意と一致しています。
ただ、実際に出版、リリースされるまでの過程は、出版社やニフティとの意見の違いにより相当の苦労があったと推測されます。
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基本的に「天地人」すべてが△以上の吉方位を紹介しているので吉方位効果を実感しやすいと思いますので参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
盤珪(ばんけい) プロフィール