「方位の吉凶」と「個人の運勢」はどう関係する?盤珪流が解き明かす「方位の影響力」の正体

方位術

方位取りを実践しても、「すぐに効果が出る人」と「なかなか実感できない人」がいます。

この差を多くの占術では「相性」という言葉で片付けますが、盤珪流奇門遁甲ばんけいりゅうきもんとんこうの答えは違います。

方位の影響は、スピリチュアルな現象ではなく、物理的な「波長の共振共鳴」です。

今回は、方位の質がどう決まり、それがどのようにあなたに作用するのか。そのメカニズムを3つのステップでロジカルに解説します。

 方位の質(吉凶):すべては「出発時の波長」で決まる

まず、方位そのものの吉凶に個人差はありません。

出発する瞬間の「盤」に刻まれた干支かんし 九星きゅうせいの波長、それが方位の質(クオリティ)を100%決定します。

  • 吉方位: 澄んだ、力強い波長を放つ音叉で、人に良い影響を与える。
  • 凶方位: 濁った、不協和音を放つ音叉で、人に悪い影響を与える。

誰がその方位へ動こうと、鳴り響く「音(波長)」自体は変わらない客観的な事実です。

方位の影響力:時間の経過の中で「周期的に共鳴」し、増幅する

方位の影響は、移動した瞬間に一度だけ発生するものではありません。

出発時にセットされた「特定の干支九星の波長」は、その後の時間の流れの中で、同じ干支九星が巡り来るたびに周期的に共鳴を起こします。

いわば、セットした波長が未来の同じ波長の時間と出会うたびに、エネルギーが呼び覚まされ、大きな影響力へと増幅されていくのです。

この周期的な「同調」の積み重ねによって、方位の効果は持続し、より強固なものへと成長していきます。

影響の受け方:あなたの「運勢」は受け入れ態勢ができているか

ここが最も重要なポイントです。

方位に強力な影響力があっても、それを受け取る「あなた側」の態勢が整っていなければ、吉の影響は十分に発揮されません。

個人の受け入れ度合いは、以下の数式で表せます。

方位の影響力 × 出発時の運勢(=生年月日時の波長 × 出発時の波長)

もし、出発時のあなたの運勢が「凶」の状態であれば、それは波長が乱れ、方位の「吉」と同調できない状態を意味します。

どんなに素晴らしい音が鳴っていても、受信機(あなた)がノイズにまみれていれば、美しい音楽は聞こえてきません。

方位鑑定士<br>ばんけい
方位鑑定士
ばんけい

💡 盤珪流・鑑定のポイント
方位の影響を100%受け取るための「自分の運勢(受け入れ態勢)」は、盤珪流では「命宮めいきゅう」の状態から論理的に判断します。
あなたの命宮が今どのような状態にあるのか、またその正確な出し方については、こちらの解説記事をご覧ください。
👉 命宮の出し方を詳しく見る

なぜ「方位取り」は人生を劇的に変えるのか

最後に、盤珪流が方位を重視する最大の理由をお伝えします。

それは、移動という「動の影響(方位)」は一時的ですが、それは宿命的な「静の影響(運勢)」よりもはるかに大きいからです。

人は誰しも、生年月日によって決まった「静かな運勢の流れ」の中にいます。

しかし、意図的に最高純度の波長(吉方位)を選んで動くことは、その静かな流れに巨大な「吉の波動」を注ぎ込む行為です。

運勢が悪い時期(受け入れ態勢が整っていない時期)を避け、方位の影響力が最大化するタイミングで動く。
これこそが、盤珪流が提唱する「論理的な開運」の正体です。

まとめ:盤珪流の鑑定が目指すもの

盤珪流の鑑定では、単に方位を当てるのではなく、以下の最適解を導き出します。

  1. 最高純度の波長(「真の吉方位」)を特定する。
  2. あなたのレシーバー(運勢)がノイズを発していない、「最高の受け入れ態勢」が整う時期を選ぶ。

主観的な「相性」に惑わされず、物理的な共鳴を味方につけること。それこそが、運命を劇的に変える最短ルートなのです。

方位鑑定士<br>ばんけい
方位鑑定士
ばんけい

💡 盤珪流の全体像を知るために
ここまで解説してきた「波長と共振」の理論は、盤珪流奇門遁甲の根幹をなす考え方です。では、実際にどのような「盤」を使い、どのように方位を割り出していくのか。その具体的な仕組みと活用法については、こちらの総合解説記事にまとめています。これを知ることで、あなたの開運の歩みはさらに確かなものになるはずです。
👉 [盤珪流奇門遁甲の全容を詳しく見る]

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