吉方位旅行で気力の充実や意欲の高まりなどの無形効果だけでなく、臨時収入など有形効果を得やすくする方法を紹介します。

吉方位旅行に出かけると、自営業の方は売上アップなどの有形効果（物質的効果）を得られやすいですが、お勤めの方は気力の充実や意欲の高まりなどの無形効果（精神的効果）にとどまることが多いです。ここでは、臨時収入など有形効果を得やすくする方法を紹介します。

方位
距離と日数のバランス
種まき

方位

普段あまり行かない方位

普段あまり行かない方位に吉方位旅行すると、思わぬ効果が得られることがあります。

都市がある方位

吉方位旅行は、旅行した方位から効果が得られるのが原則です。
ですので、経済規模の大きな都市がある方位に旅行すると、有形効果が現れる可能性は高まります。

目的のある方位

交際したい、新たに取引したいなど具体的な目的がありましたら、その相手がいる方位に旅行するのは効果的です。

命宮の方位

命宮めいきゅうの方位に旅行すると、自分の運全般がアップするので、思わぬ効果が得られやすくなります。

【占術解説】命宮とは

命宮めいきゅうとは、「生月の九宮くぐう盤で生年の九宮が入る宮」で、主運を示します。

宮みやとは、方位の別名です。
南が離宮りきゅう、南東が巽宮そんきゅう、東が震宮しんきゅう、北東が艮宮ごんきゅう、南西が坤宮こんきゅう、西が兌宮だきゅう、北西が乾宮けんきゅう、北が坎宮かんきゅう、中央が中宮ちゅうぐうと呼びます。

巽宮南東	離宮南	坤宮南西
震宮東	中宮中央	兌宮西
艮宮北東	坎宮北	乾宮北西

【占術解説】九宮とは

九宮くぐう（九星気学きゅうせいきがくの九星きゅうせい）とは、一白水星いっぱくすいせい、二黒土星じこくどせい、三碧木星さんぺきもくせい、四緑木星しろくもくせい、五黄土星ごおうどせい、六白金星ろっぱくきんせい、七赤金星しちせききんせい、八白土星はっぱくどせい、九紫火星きゅうしかせいのことです。

九宮盤くぐうばんとは各九宮ほ配置図で右図の通りです。

定位じょういとは、各九宮の定位置で五黄土星の九宮盤になります。一白水星は北、二黒土星は南西、三碧木星は東、四緑木星は南東、五黄土星は中央、六白金星は北西、七赤金星は西、八白土星は北東、九紫火星は南が定位になります。

【具体例】命宮の出し方

2022年5月生まれの人の命宮を具体的に出します。

年月の干支九宮を調べる
暦こよみ（サイト「こよみのページ」）を調べると、
2022年の干支九宮は「壬寅五黄土星」です。
　※年の区分は「立春」から「翌年の立春」まで
2022年5月の干支九宮は「乙巳八白土星」です。
　※月の区分は「月初に来る二十四節季」から「翌月初に来る二十四節季」まで
生月の九宮盤を調べる
生月の2022年5月の九宮は「八白土星」です。
八白土星の九宮盤（数字８が中央に配置されている盤）を九宮盤の中から選択します。
生年の九宮が生月の九宮盤のどの宮にあるか調べる
生年の九宮は「五黄土星」です。
生月の八白土星の九宮盤で、生年の九宮の五黄土星（数字５）がどこにあるか調べます。
南西に五黄がはいっています。
南西は坤宮ですので、命宮は坤宮になります。
別表「命宮特徴表」で命宮の特徴が合っているかチェックする
導き出した命宮が「命宮特徴表」の特徴に合致しているかチェックしてください。
横や反対の命宮にそれている人が稀にいます。

距離と日数のバランス

理論上、旅行日数が増えれば増えるほど、距離は遠ければ遠いほど運動量が大きくなるので、吉方位の効果も大きくなると考えられますが、現実的には必ずしもそうなりません。

なぜなら、動（運動量）と静（帰宅後の在宅）のバランスが効果出現の重要な条件となるからです。
例えば、海外旅行のように旅行期間が長く遠距離に出かけた場合、帰宅後、1週間程度は遠出をせずできるだけ在宅する必要がありますが、帰宅後すぐに出勤や遠出をすれば、動と静のバランスがとれず（動静の陰陽が交わらず）、吉方位効果が現れにくくなると考えられます。

現代人の行動様式や、動（運動量）と静（帰宅後の在宅）のバランスを考慮すると、1～2泊の国内旅行が最も効果的と言えます。１～2泊の国内旅行であれば、実践経験上、2，3日遠出をしなければ、吉方位効果が得られることが多いです。